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BASKETBALL SKILL COACH - NOMUTAKU

アメリカワークアウト4日目

2019.04.04 03:00

3/27日の予定は

朝ロン→ジョーダン

昼セドリック→ジョーダン

夜プレップスクールとの試合


ケアしても疲れが取れません。

アップで攣る、歩いてて攣る、ハイタッチで攣る。

今までのハードワークはハードワークでは無かったのかとすら思い直しています。

今日は深夜3時に就寝。5時起き。

何故この睡眠時間で動けているのか自分でも分からない、確実に自分の殻を破っている感覚があります。

(黙々とご飯食べるみんな)


朝のロンはいよいよ踏ん張りが効かなくなり、自分の体が思った通りに動かない。

ハンドリングを強くつこうとしても、肩に何か乗ってるのかと思うほど上がらずすっぽ抜ける。

この疲れの中で惰性で流すのでなく、1つ1つ丁寧に出来る事やっていく。

それを重ねていけば、疲れが取れた時もっと出来るようになる。

試合終盤などしんどい時にでも使える動きになっていくと信じて。


昼のジョーダン

最初のアップで攣りました。

体がなかなかにやばい事にここで初めて理解。

この辺りから「ヤベェ、倒れそう、しんどい」

って気持ちが芽生えたのを、周りのコーチや仲間のパッションを貰い乗り切りました。

練習中にしんどい、痛いは絶対言わないと決めて。

一度言ってしまえばもう耐えられないかもと思ったので(その代わりなんか叫んだりハイテンションになってたと思います笑)

終わってから即移動。場所はコチラ

砂浜です!


初めてトレーニング出来る砂浜に行きましたが、沈む!砂がサラサラしていて服に付かない!

ここでジャンプや着地のバランス、ダッシュトレーニングをしましたが、足を取られて本当にハード。

ただ、いろんな角度で着地しても埋まるので、怪我のリスクは少ない気がします。

いつもと違う重心で立ったり走ってみて、自分の力をより発揮できる姿勢を探れたのは発見でした。


そして直後に移動してジョーダン。

ここで学んだのが、これまでの練習や他のコーチのエッセンスが通じる部分を自ら発揮しようとするかどうか。

とにかく惰性にならず、出来ることしかしないのでもなく、新しいプレーや出来ないことに挑戦するかどうか。

しんどい時や難しいメニューの時、どうしても慣れてる動きをしがちになります。

だけどそんな時こそ挑戦するメンタルが試合本番で使えるスキルを養うし、なんなら追い込みメニューなんてものはそれ単体に意味があるのではなく、そこでもう一踏ん張りする場を作る為にある。

やりきった充実感よりもその先、さらに貪欲に成長しに行く向上心。

それをここで少しづつ、身につけて行けてる気がします。


本当はここで終わりだったのですが、竹さんから「試合やりたい?」と聞かれ全員「はい!」と言ったので急遽プレップスクール(大学進学の為の私立高校)との試合が決まりました。


日本人もいましたが、まず目を引いたのは7フッター(約213cm)の選手がいた事!

他にも数人ダンクを軽々決める選手やシューターなど、いかにも能力の高そうな選手達。

こちらは同じ大学のチーム、ヤングチームとオールドチームに分かれてローテーション(オールドチームでした👴🏼)


試合前に作戦を考えていざゲーム…

でしたが練習試合なのに軽いセレモニー的なものや、リストバンド贈呈があったり。

文化的なものの違いを感じ戸惑いました。(ユニホームもバスパンに入れてないと怒られました。アメリカは外に出すイメージが勝手に持ってましたが、礼儀が無かったですね。)


オールドチームの出番は前半の最後。

試合前にチームメイトと話をしましたが、一番まだ動けてた自分がとにかくアタックしました。


元々エヴェッサカレッジ時代に2m超えの外国人選手と勝負させて貰った経験などがあったので、気後れはしませんでした。

調子が良く何本かシュートを決めましたが、ベンチに戻り竹さんから言われた事がこの先の練習に凄く影響を受けました。


「お前はスキルコーチだろ。選手としての結果より、こだわるべきは周りをどう統率するかじゃ無いのか?」


コミニケーションやディフェンスのローテーションが崩れる、練習した事を活かせていない、この試合の勝ち負けより大切にしなければならない事を考えて、周りに影響力を与えれない人間がコーチング出来るのかと。

まとめるとこんな感じ。


確かに点差が開いて焦っていて、少しでも追いついてやろうという気持ちが先行して自分の事ばかり考え周りの事を何も考えれていなかった。

コーチング出来ていなかったです。


当たり前のこと、ルールや時間を守らせる事や周りに気を配る事、それが出来ない選手は上手くても試合では使われない。

そんな事分かっているのに選手としての自分がそうなっていた事にショックを受けました。


ハーフタイムに入り即作戦の修正と再確認。

後半の出番からはディフェンスのハードワークとヘルプの方向付けの徹底、その為の声出しを最大のテーマに。

オフェンスでは練習でやった"Shift"をメインに組み立てて試そうと目標設定。


結果個人では7フッター相手にスコア出来たのでそこは良かったなと。

チームで見ても他の選手のアタックや速攻が増え、ローテーションミスからの失点が減らせたのは良かったかなと。

チーム得点王って言われましたが、終わってから「ナイスコントロール」と竹さんに言われた方が嬉しかったりしました笑


この考え、こだわる部分は残りの練習やこれからの指導でも一番忘れずに継続していきたい部分となりました。

スキルコーチだからスキルやテクニックを伝えるだけではない。それをどう試合で使えるようになるか、その先に繋げれるかが大切です。

プレーの結果や数字なんかよりも大切な事を学べだ事が今日一番大きかったです。