少年は夢を追い、僕は見飽きない。
「“光”があるのは、”闇”の中にあるから。
でも、人が光を浴びる時、闇の存在なんて忘れてしまっている。」
僕が、そう思った出来事がある。
僕が、その少年の”光”を浴びた時、
最初に生まれた感情は、喜びだった。
その後で、自分が芸人である事を思い出し、「悔しい」とか、「負けたくない」を
無理矢理作ったことを覚えている。
その少年の名は、池田直人。
今回のブログの主人公である。
池田直人(いけだ なおと)
1993年9月19日(25歳)
大阪府吹田市出身
高校生の頃からハイスクールマンザイに出場するなど、生粋のお笑い大好きっ子ちゃん。
NSC卒業直前に、おばたかずき(現おばたのお兄さん)と”ひので”というコンビを結成。
2016年1月に解散。
その後、NSC18期主席コンビ「感動ピスト」の実方と”レインボー”というコンビを結成。
2018年 おもしろ荘優勝をキッカケに
「おはスタ」や「ネタパレ」など数々の人気テレビ番組に出演。
〜お笑い芸人以外の活動〜
ポケモン好きだったり、
美容が好きだったり、
吉本坂46でCD売上2位だったり、
Instagramの「人間図鑑」が話題になって、
フォロワー19万人に越えてたりしてる。
しかも、お母さんを大切にしてる。
唯一、欠点を無理矢理挙げるとしたら、
「意外とデカい。(177cm)」
あと、ご飯はよく食べる。
“時計魔法少女ウォチ子”
6年前のある日、
芸歴1年目の僕は、
渋谷∞ホールのライブを見学していた。
よしもとの若手がしのぎを削る劇場で、
僕は最下層にいた。早く上のクラスに上がりたかった。その為に先輩方が出ているライブを毎日観に行っていた。
でも、
その日の見学の目的は、いつも違った。
“ひので”を見ること。
ひのでは、僕らの同期の中でも群を抜いて、人気があり、上のクラスにも昇格していた。
人気があり…
そうなんです。周りの芸人達は皆、
「ひのでは、面白くない。」
と口を揃えて、言っていた。
「人気があるから」
という簡単な言葉で、中身を見てなかった。
正直に言うと、僕もその1人。
実力を見ようと誰もしなかった。
だから、僕は見学しに行った。
ライブが始まり、
MCの先輩芸人が軽快にトークする。
いつの間にかネタコーナーに入り、先輩芸人達が漫才やらコントをやっていく。
「面白い。こうやってやるんだ。」
僕は、1つもクスリとも笑わず、先輩達のネタのいい所をひたすらノートにメモを取り続けていた。
そして、
ひのでの順番が回ってきた。
舞台上が暗転し、スタッフさんが前の先輩コンビが漫才で使っていたマイクを片付ける。
「コントか。なんのコントだろう。」
次の瞬間、客席から歓声が上がる。
舞台には、まだ明かりは付いていない。
「は?どういうこと?」
よく見ると、
暗闇の舞台上には池田が立っていた。
まだ何も始まってない。
歓声は、止まない。
舞台が明るくなった。
それと同時に、会場全体が揺れた。
まだ何も始まってない。
舞台上に立つ、女子高生の格好をした池田直人を見た瞬間に、その場にいた全員が一気に虜にされた。
僕もその1人。
誰かが、小さな声でボソッと言った。
「かわいい。」
そんなモンじゃない。
そこにあったのは、圧倒的な”光”だった。
僕の中にあった感情は、よく分からなく、
整理をすれば、生まれて初めてずっと大好きだったアイドルを生で見かけた時と同じ感情だった。
かわいいだけじゃすまない。
喜びみたいなもんもあった。
その後で、もう1人の自分が心の中で叫んだ。
「ネタを見ろ!芦名!!」
ハッとし、まじで深呼吸し、
ネタを集中して見る事にした。
超失礼な話だが、ひのでの前に出ていたハゲキャラの芸人さんの顔を頭の中で何回も思い出した。笑
僕は、芸人だ。
僕は、芸人だ。
僕は、芸人だ。
頭の中で、いくつもの目の前で生じてる
”初体験”を受けいれることを拒絶する為に、
沢山の事を考えた。
ネタが始まって、30秒くらいで、
僕はなんとかひのでのネタを見る為の準備が出来た。
本当に、冷静だった。
その自覚がある為に、死ぬ程悔しかった。
ネタが、ちょー面白かったからだ。
池田の可愛らしさ、おばたの演技力。
池田のボケ、おばたのコミカル。
その全てが、最高で、素晴らしかった。
そんなコントに魅せられた後で、
隣で見学してた同期芸人が言った。
「よくわかんねーな。」
否定的な言い方だった。
僕は、死ぬほど軽蔑した。
なんでこれを受け入れない?
お笑いを辞めたくならないのか?
今の自分が精一杯努力した先に、
こいつらに勝てる算段を、
お前は持ち合わせているのか?
当時の僕には、ひのでのコントを分析する力量もなければ、多方面からの角度のある考え方も持ち合わせていなかった。
説明できない”良いモノ”を見せられて、
死ぬほど悔しかった。
だから、
池田やおばたの悪口をめちゃくちゃ言いまくってた時期があった。
悔しかった。
「いやぁ〜面白くないよ、ひのでは。」
と否定することでしか、芸人としての自分を保つ手段を持っていなかった。
僕がその恥ずべき行為を反省する前に、
ひのでは解散した。
何故、“池田直人”は、輝き続けられるのか?
ひのでを解散し、レインボーとなり、おもしろ荘で優勝し、数々のテレビ番組に出演し、あっという間に、人気芸人の仲間入りを果たした池田直人。
みんな池田の活躍を見て言う。
「昔から人気あったもんな。」と。
口が裂けても、今の僕は
そんなくだらない理由で池田を評価することなんて出来ない。
僕は、
生まれつきの才能やセンスを信じない。
だから、
絶えず、努力することでしか
得られない”才能”を信じている。
僕から見た池田には、”才能”がある。
それは、
“好奇心を表現する才能”だ。
池田は、何事にも全力で取り組む。
そして、何事にも興味を持ち、取り組める。
「自分の笑いを追求したい!」となれば、
おもしろ荘で優勝してしまう。
「ポケモンが好き!」となれば、
おはスタに出てしまう。
「吉本坂46頑張る!」となれば、
CD売上2位になってしまう。
「インスタ頑張る!」となれば、
19万人もフォロワーを付けてしまう。
皆、簡単に
「池田は、すごい。」
で済ませてしまうが、
それじゃ説明が足りないんです。
「池田の”やりたい事”を
実現してしまうのがすごい。」んです。
常に新しいことにチャレンジして、
常に新しい自分を作ることに意欲的だ。
だから、「人間図鑑」を始めると知った時、
僕は楽しみで仕方なかった。
池田が本気出して、
チャレンジを連発するんだから。
ちょーワクワクした。
だから、池田直人は輝き続ける。
だから、池田直人は見ていても飽きない。
だから、池田直人の事が、僕は好きなんだ。
池田との約束
昨日の夜、
たまたま予定が合い、池田とご飯に行った。
池田とは、2〜3カ月に1度、飯を食う仲だ。
正直、めっちゃ仲良い訳じゃない。
ただ、ちょー話しやすいし、そのくらいのペースで飯に行くのが1番楽しいのかも。
何故なら、
池田は、毎日ビュンビュンと速いスピードで加速し、成長しているから。
2〜3カ月もしたら、めっちゃ凄い結果を新たに出した上で、会ってくれる。
絶対に、
前回会った池田より面白くなっているんだ。
だから、昨日もめっちゃ楽しかった。
いや、だからこそ昨日が1番楽しかった。
色んな話をした。
基本、僕は池田をめちゃくちゃ褒める。
「池田が喜ぶ顔を見ると、嬉しくなる。」
っていうと、死ぬ程気持ち悪いんだけど笑
なんか僕の勝手なイメージで、
「こいつは、そんじょそこらの”褒め”じゃ喜ばないぞ…なんとか”良い褒め”をしなきゃ…」
みたいなテンションになっている。
別に、ヨイショしたいんじゃない。
クソみたい行動をしていたら、めっちゃくちゃ罵詈雑言浴びせるつもりだし。
ただ、池田が真面目に取り組んでる事を
否定する気にはなれない。
だから、褒めたくなってしまうんだ。
そして、
池田は、僕を応援してくれる。
最近、
アパレルを始める事を応援してくれたし、
その理由が
「180cm以上の人は服がないから救いたい!」ってのも知っていてくれてるし、
アパレルをやりすぎてネタが疎かになり、
”今度久しぶりに色んな人に協力してもらってライブをやるんだ!”
と言う事を伝えても
「めっちゃええやん!!」と褒めてくれた。
そして、1番嬉しかったのは、
「芦名、今めっちゃ調子ええやろ?
芦名って調子ええ時、謙虚じゃなくなるよな笑笑」
この2行に、僕は感動した。
僕は、時計魔法少女ウォチ子の時から、池田の事を追って、飽きずに見続けてきた訳だが、池田も池田なりに僕を見てくれていた。
ちなみに、
これ、すごく当たり前のことなんですけどね笑笑
そりゃ、どんな人間でも
「大学の同期は今頃なにしてんのかなー?」
とか会社の同僚の事とかいつも見てるでしょ?
でも、嬉しかったポイントつうのは、
先の2行は、相手を対等な立場に立てないと出せない言葉だったからだ。
池田は、
芸人としてでもなく、
アパレルとしてでもなく、
僕個人を1人の人間として、
応援し、話をしてくれている。
僕は、28年間で色んな人間に会ってきた。
偉そうにする奴、
自慢げに話をする奴、
礼儀正しい人、
元気な挨拶をする人、
悪口を言う奴、
人を褒める人。
その度に、自分の悪いところや、自分の良いところが浮き彫りになる気がする。
でも、唯一
「すげぇ」しか感想の言えない人間がいる。
絶対に、真似してやろうと思う人間がいる。
それは、
めっちゃくちゃ努力家なのに、
調子に乗らず、どんな人にも、
目線を合わせて話してくれる人間だ。
僕が昨日、ご飯を食べた池田直人という男も、間違いなく「すげぇ」だった。
そりゃ、人気出るわ笑
「なんか芦名ええな〜話やすいわ〜」
って昨日何回も言われた。
その理由は、よくわからなかったけど笑
そして、
池田は #8EE の服を買ってくれた。
ちゃんとお金を出して買ってくれた。
僕のいつも長いブログも読んでくれているらしい。笑
忙しいだろうに。良い奴だ。
いや、
良い奴なんて簡単な言葉じゃダメだよね。
想いを、想いで返してくれる人。
その人のおかげで、
また絶対に頑張らなきゃいけない理由が増えたし、単純に買ってもらえて嬉しかった。
昔、池田と約束したことがある。
「芦名がよしもとの給料10万円越えたら、
飯おごってや!」
何年も前のことなんだけど、
池田はずっと覚えててくれてる。
僕は、この7年間芸人をやってきて、
最高月収は、約7万円。
早く池田に飯をおごりたい。
そして、
おごった後、次はどんな約束が出来るのか。
人をドキドキさせ、ワクワクさせ、
いくら掘っても、また新しい一面を出現させ、人間としてどんどん深くなっていく25歳の少年の魅力と将来に、僕は関わる事は出来るのか。
絶対に関わりたい。
池田と仕事がしたい。
プロとして、きちんと意味のある働きをしてみせたい。
僕が一生懸命生きる途中で、それが達成出来たときに、僕はどんな気持ちになるのだろう。
嬉しいのか、悔しいのか、
そうなんです。
実は、池田って
人を熱くさせる事も出来るんですよ。
飽きないな、池田を追うのは。
早く追いつかなきゃ、面白くない。
2019年4月
2013年10月
PS ちょっとまだ足りないな笑笑
もっと魅力を伝えたいのに!
僕が伝えなくても、充分伝わってるか笑
最後に、
僕が1番好きな”人間”を添えて。
2019年1月9日より
180cm以上の為のアパレルブランド
8EE(BEE)
を立ち上げました。
「袖が足りない」
「丈が短い」
「着たい服のサイズがない」
そんな悩みを解決する為に、芸人しかやった事のないアパレル初心者の僕が悪戦苦闘しながら、新作を出し続けています。
だから、
サイズは、XLとXXLしかありません。
8EE(BEE)というのは、蜂です。
蜂は、1人で行動出来ません。
寝るときも、
出掛けるときも、
天敵と戦うときも、
ご飯を食べるときも、
必ず、仲間がいます。
1人じゃない。
そして、
XL,XXLしか着れない背の高い人もそう。
「あなただけじゃない。仲間がいます。」
そういう意味を込めて、8EEと名付けました。
※ちなみに、8EEが数字の8なのは
“180cm以上の為の”
という意味を込めています。
180cm以上の方、
周りにいる180cm以上の友達がいる方、
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