塾の本棚にある小学生・中学生・高校生にオススメしたい超面白い本10選を徒然なるままに紹介していくコーナー
このブログ、塾ブログと見せかけて、アクセス的にみたら、実は読書ブログでもあるのです。
『中学生に読ませたい「読書が好きになる本」』や『湊かなえさんの「未来」の感想文』、『ゾウのウンチが世界を変えるの感想文』なんかが人気です。嘘つきました。ゾウのウンチはあんまり人気でもないです。
気を取り直して、そんな我が塾の本棚にあるとびきり面白い本たちを次々にご紹介しようというのがこのコーナーの趣旨。さぁ、早速参りましょう。
読書は人生を豊かにする。勉強にも少しは役に立つ。そして、何より楽しいよ。
夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦
恋愛小説というかファンタジー小説というか、なんだか独特の雰囲気の愉快な小説。2007年の本屋大賞第2位のヒット作です。古典や詩からの引用も多く、文学好きは楽しめるのでは。ちょっと読みにくいところもありますが、初っ端の感じで合うか合わないかはわかると思うので、一章の頭を読んで読み進めるかどうかを決めていただくといいんじゃないかなと思われます。僕は好き。
星野源さんも出演の映画はこちら。
星新一ショートショート決定版 ほしのはじまり
もうこれは間違いないでしょ。古さを感じさせないショートショートの王様のマスターピース集。まぁまぁ大人向けですが、読んで楽しんでいる中学生もいるので大丈夫。とにかく分厚いですが、短編集なので気軽に読めちゃうのもグッド。さぁ、輝かしいレジェンドのS晴らしいS界を感じにいきましょう。
もしドラ 岩崎夏海
いやー、とっても流行りましたよね。もしドラ。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら』が実際のタイトル。長い。ただ、中身は読みやすくて、学べるし、面白いし、感動もできるし、素敵な本です。僕もいつか「今日はどんなブログを書くつもりですか?」と訊かれたら、「どんなブログを書いてほしいですか?」と答えてみようと思います。
リーチ先生 原田マハ
岸本先生@慧真館からご紹介を受けて読んだ本。さすが原田マハさん(今年神奈川県の入試にも著書が登場)。明治・大正・昭和という激動の時代背景の中で、笑い、涙し、なんだか優しい気持ちになれる素敵な物語が綴られています。勉強にもなるしね。うん、もう一回言うけど、さすが原田マハさん。そんな素晴らしきアートフィクションに刺激されて、ちょっと陶芸やってみたくなりました。
わけがわかる中学理科・社会
これは実は小学生にオススメ。六年生の理科嫌いだった子が「面白い!」と理科版を読んでいました。理由って大事ね。
バーティミアス
うちの奥様オススメのめっちゃ面白いファンタジー。特にバーティミアスの語りは最高にエキサイティング!注釈も面白いって、そんな小説今までありました?あまりの厚さにみんな最初はびっくりしますが、最初のページ数枚でそんなことは忘れて夢の中へ。おれが魔法をかけなくても勝手に本の世界へハマっていくのさ、とどこからか声が聞こえてきそうです。
ビリギャル シリーズ
ビリギャル。『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』。みなさん知っていますよね。こちらも大流行りした本です。そのお母様が書かれたのが『ダメ親と呼ばれてもも学園ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話』です。根底に流れる「beの理論」の考え方が素敵です。
この本もうちにあります。
キケン 有川浩
稀代のストーリーテラー有川浩さんのコミカルな青春小説。
ごく一般的な工科大学である成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称【キケン】。部長・上野、副部長・大神の二人に率いられたこの集団は、日々繰り広げられる、人間の所行とは思えない事件、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、キケン=危険として周囲から忌み畏れられていた。これは、理系男子たちの爆発的熱量と共に駆け抜けた、その黄金時代を描く青春物語である。
ほら、面白そうでしょ。散りばめられたイラストも素敵。もうグングン読んでいけるので、老若男女にオススメです。僕はね、「あとがき」が好き。
声に出して読みたい日本語
もうボロボロになってしまいましたが、授業前の音読でも使っている大好きな本。名文がいっぱい載っています。僕はこれのおかげで寿限無を全部言えます。え?なんの役にたつのかって?言ってみるとわかりますが、意外と気持ちいいものです。
寿限無寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝る処に住む処、藪ら柑子の藪柑子、パイポパイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助さん。
ね。
もものかんづめ
やっぱりさくらももこさんは天才。初っ端の章のタイトルが「奇跡の水虫治療」ってヤバくないですか。もう中身も抜群に面白い。なんだかほのぼのなタイトルに騙されてはいけない。毒もたくさん入っているが、それがまた面白い。そして、ちょこっと感動もできる。なんだか幸せになれる本である。おしまい。
まとめ
読書を習慣にするコツは、面白い本を読むこと。
これに尽きると思います。
これ以外にもね、まだまだまだまだ面白い本が沢山ありますから、ぜひぜひ本棚を覗きに来てください。
昔々の時代へ行ったり、世界の果てへと旅したり、夢みたいな恋をしたり、剣と魔法の世界で冒険をしたり、学びを得たり。本一つで、僕らはどこへでも行ける。何にでもなれる。
読書って、いいよね。
皆様もぜひ面白い本があったら教えてくださいませ。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
さ、本読も。