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フレーズ

2019.04.07 07:11

ピアノのレッスンが進んでくると、

曲の表現のむずかしさにぶつかります…


今日は、ソナチネの2楽章。

だいたい、2楽章と言うのは、テンポもゆっくりだし

一見、子供からすると「チョロい」ようにも感じるもよう😅


楽譜の音を拾って、ただ弾くのではなく、

いろんな音楽記号や強弱、また

そこには書いてなくても、作曲者の意図するところを感じとって弾いてほしくて

ついつい、たった2小節進むのに時間かかったりします。


〈ベートーヴェンソナタ 3楽章より〉

①の記号は 「スラー」

スラーで括られている間の音は、切らずに滑らかに。そのひと区切りをフレーズといいます。


②の記号は 「タイ」

スラーと似ていますが、同じ音を結んでいて

この場合、2つ目の音は弾かずにその長さの分のばします。


このように、他にもたくさん記号や用語があります。


「スラー」に関しては、なんと、

あの昔からお馴染みの、赤いバイエルでも登場するんです。

これを、ドレミ  ミレド  レミファ  ファミレ…

と、ただパタパタと弾くのは簡単です。


でも、3つずつの音の流れを意識して、

スラーの最後、3番目の音は決して重心をかけてベチャっと着地させず、力を抜く感じで大事に。。


ただ平坦に弾くのと、意識して大事に弾く音の違いを、

常に自分の耳に記憶させておいて、


"あ、今のよかったな" とか

"今の、すっごいいい音じゃない?✨" とか


弾きながら、自分の出す音に気づいてくれると嬉しいです♬


スラーは句読点で、


"むかしむかし あるところに

     おじいさんとおばあさんが

        すんでいました"


"むかしむかしぃー  あるところにぃー"


って言わないよねー

そうすると、子供たちにはウケるんですが^_^


音読で、語尾を大事に話すのと似てるかな。