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放射線治療後の局所再発前立腺がんの克服を目指す

放射線治療後、局所再発前立腺癌に対する治療選択肢は?

2019.04.07 12:17

・放射線治療後、局所再発前立腺癌に対する治療選択肢は?

 転移がない、放射線治療後、局所再発前立腺癌は、放射線治療後、PSA上昇を認め、生検で前立腺内部にのみに癌を認める状態である。

 この場合、これまでは海外でもホルモン治療が行なわれていた現状があった。(下図)しかし、近年は、手術また局所治療(フォーカルセラピー)としての凍結治療、HIFU(超音波温熱治療)などが海外で行なわれている。日本においても、凍結治療やHIFUは保険適応がないが、局所再発がんに行なっている大学病院などがある。

日本において、日本泌尿器科学会が発行している2016年、前立腺癌診療ガイドラインによる各治療の推奨グレードは下記の通りである。(引用:2016年、前立腺癌診療ガイドライン)

臨床的再発とは、遠隔転移などを認めるものであるが、これらはホルモン治療が行なわれることが多い。しかし、局所再発のみの場合は、いずれの治療も推奨グレードC1である。

なぜか?

放射線治療後の追加治療は、初回治療よりも副作用が多くなる可能性があること、また、診断の難しさ(遠隔転移診断が十分でない可能性、海外ではPSMA PET検査などがある、日本においては臨床試験の段階)もあるため適切な治療適応がまだ、十分定まっていないことがあげられる。