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観光レポート

プチ観光 – 継体天皇と古墳

2019.04.09 06:45

今回のプチ観光は、継体天皇と古墳です。


継体天皇は第26代天皇で、歴史的に実在と系譜が明らかな最初の天皇と言われています。

そのため多くの考古学者の間で、現在の皇室の源流とみなされている人物です。


継体天皇はそれまでの天皇とはかなり離れた血筋の人物で、

即位に賛否両論によって西暦507年の即位後大和国の都に入るのに19年かかっています。


大阪茨木市の太田茶臼山古墳(前方後円墳)は三嶋藍野陵が継体天皇の陵として

宮内庁により治定されています。


天皇陵の拝所はいつ行っても威厳があるものです。

太田茶臼山古墳から東に少し歩いたところに史跡新池ハニワ工場(高槻市)があります。


今からおよそ1500年前、今城塚古墳のハニワが作られていた

日本で最古で最大級のハニワ工場跡です。


その遺跡を保存し、整備公開しているこの公園には、ハニワ工房やハニワ窯が復元され、

発掘された窯がそのまま展示されているハニワ工場館もあります。


住宅地の中にある公園ですが、十分に歴史を堪能できます。

さらに東に少し歩くと、今城塚古代歴史館と今城塚古墳(高槻市)があります。


今城塚歴史館は今城塚古墳の2004年からの10年にわたる発掘の成果や

古墳時代の歴史が展示されています。埴輪や古墳時代を学べる博物館です。


特に阿武山古墳が大化の改新で有名な藤原鎌足の古墳であるとの発掘成果を

展示していることは、考古学の奥深さが感じ取れます。

今城塚古墳は淀川流域では最大規模の前方後円墳で、

継体天皇の真の陵とする説が学界の定説となっています。


なお、太田茶臼山古墳の築造は継体天皇が没したとされる年代よりも

古い時代の古墳と考えられています。


今城塚古墳は宮内庁の治定は受けていないため、発掘調査が可能で

公園として整備されてからは、誰もが古墳の中を探索できる憩いの場になっています。

大阪の茨木市・高槻市は継体天皇を通じて

『古事記』『日本書紀』の一コマを感じられる場所です。


今年(2019年)は新しい天皇が即位される年なので、

歴史的に実在した天皇と言われている継体天皇の世界をご覧になっては如何でしょうか?


(観光ビジネス研究会 岡村 善裕)