「Cosme」トップシェフ達による最高峰のメキシコ料理を味わう
アメリカはメキシコ料理店が多く存在します。メキシコ料理は価格が安く手軽に食べられるため、メキシコ料理店がほんとうに多いです。
メキシコ系アメリカ人は5000万人いると言われてます。5000万人と言えばスペインや韓国の人口くらいの規模です。そのため、アメリカでメキシコ料理店と言えば、低価格なのに美味しいお店が多い、最も競争激しいジャンルです。
その競争激しいアメリカのメキシコ料理界で、高級メキシコレストランとして最高峰のメキシコ料理を提供する、Cosme(コスメ)を紹介します。
以下の写真はCosmeの公式ホームページ及びインスタグラムより
トップシェフ2人による饗宴
若き天才シェフのDANIELA SOTO-INNES(ダニエラ・ソト・インス)
料理界のオスカー賞と言われている、ジェームズ・ビアード財団賞 ニューヨーク・シティ・ベスト・シェフ賞にノミネートされたことがある、ニューヨークで話題の若手天才シェフです。
そして、『世界のベストレストラン50(2018)』で13位にランクインしたレストランPujolのオーナーで、メキシコ料理界の最高峰シェフの一人と言われているENRIQUE OLVERA(エンリケ・オルベラ)氏が、もう一人のシェフです。
Cosmeも『世界のベストレストラン50』で25位にランクインしてます。
そして、エンリケさんは、私(クリオ)と同じCIA卒です。
(CIA:The Culinary Institute Of Americaの略、アメリカトップクラスのシェフの学校)
この二人によるメキシコ料理の饗宴は、『アメリカ最高峰のメキシコ料理』と言えます。
前大統領のバラク・オバマ氏も、Cosmeを彼自身のディナーリストに入れているそうで、話題になりましたが、その前からCosmeはニューヨークで話題となっている有名なお店です。
カクテルにもこだわり
カクテルにも、徹底的にこだわってます。
最高の料理を、さらに引き上げるため、高品質の食材を輝かせる職人技があります。
最高の料理たち
タコス作りのための、自家製のトルティヤが、これまた食材を際立たせます。何をどう工夫したら、このトルティヤができるのか・・・
この紙のように薄いトルティヤが、食材を包み込み、口の中では一切主張しないながらも、食材の味に細やかなアクセントを加え、食材の味を一段も二段も高めます。
このトルティヤが、Duck carnitas(ダックのカルニータ)を舌の上まで運ぶ、最高の運び屋さんになります。
カルニータは、お肉ちゃんというニュアンスのスペイン語です。
そんな、ダックのカルニータを、ほんのりした甘さすら感じる紙のように薄い自家製トルティアがやんわりと包み込み、口の中に入れると・・・もう言葉になりません。
最高峰のメキシコ料理と言われているだけあります。
最高峰と言われているだけあって、最低でもひとり1万5千円~2万円はかかってしまいます。それでも、食べたくなる衝動が抑えられなくなります。他では味わうことができない、ここでしか体感できないトップシェフの味だからです。
あえて高級メキシコレストランを選択
ニューヨークで、高級メキシコ料理を選択するのも、なかなかのニューヨーク通だと思います。
それは、過去のニューヨーカーにとって高級料理と言えば、高級料理というジャンルでの歴史の長いフランス料理や日本料理が選択肢に出てきます。他にもイタリア料理の高級店も選択のひとつになるかもしれません。
なぜなら、ニューヨークでのビジネスマンで上位層にいる人たちは、小さいときからこれらのジャンルの高級レストランに、親に連れられ通っていたため、大人になっても高級レストランのジャンルのイメージが出来上がってしまってました。
このような理由から、メキシコ料理のシェフ達は、高級レストランのイメージを作り上げることに、かなり苦戦してました。
そういった中で、90年代以降に少人数のシェフ達が高級メキシコ料理を少しずつ切り開きはじめました。また、イーストビレッジにあるEmpellon CocinaのAlex Stupakが、フライドヘッドチーズのタコスと、48ドルのポークカルニータも、高級メキシコ料理の開拓者の一人としても有名です。
そのような流れで、ニューヨークでも高級メキシコ料理が根付き、現在、高級メキシコレストランの頂点に君臨しているのが、このCosmeです。
ニューヨークに訪れた際は、高級メキシコ料理を一度体感してみても、よいのではないでしょうか。
Cosmeはディナーだけでなく、月曜から金曜まではランチもやっていて、土日はブランチもやってます。
レストラン情報
住所
35 E 21st St, New York, NY 10010
マディソンスクエアパークの近くです。
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