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自己中心的で特別な対応を理不尽に求めてくる「偉そうな人」への対策

2020.11.23 08:43

仕事をしていると、様々な人と関わり生じた悩みを乗り越えなければいけない機会が多々あります。


職場のメンバーとのコミュニケーションや

お客様との商談も「人との関わり」です。


「自分だけは特別」

自分自身で強い意志として心の中で思って

強みを伸ばしていくためのモチベーションにするには良いと思います。自分を大事にするためにも必要です。


でも、それを誰か他の相手に強要した時点で

相手にとっては悩みの種になります。


自分を一番大切にできるのは自分自身です。

ただ、仕事において

相手にとっても本当にそうか?は別の話で

誰もが同じだけ当たり前に特別扱いをして大切にしてくれるわけではありません。


具体的にどのような場面かというと

自分は特別だから〜と

他とは違う特別な対応を求めて現実的な理由から実現が出来なかったために怒るパターンなどですね。


誰もが一定のルールの中で仕事をしています。

「今回は特別に」という言葉も

実際はルールの範囲内であって

魅せ方として活用はしますがルールを一脱した場合にはその言葉は出て来ません。


お客様は神様

応募してやってるんだ

相談してあげてるんだよ


基本はサービスの対価としてお金を払い

スキルを活かす環境を提供して見合った賃金を支払う、困ったら助けるしだからこそ助けてもらえる

など、本当は対等です。


ルールや常識を超えることは新しいアイデアを創るためには大切ですが、明らかに自分の都合だけでは周りは超えるための手伝いはしてくれませんし動いてくれません。


ただ、どうしても様々な背景から「立場」が生じます。

環境や育ってきた時代背景から人によって、世代によって考え方も異なります。

その時代では当たり前でも今の時代は異なって

どちらの価値観を押し付けても上手くいきません。


昔はこうだったー

今はこうだからー

結局、自分の都合が良い方向に進めるために使う言葉であって

相手と違う価値観だからこの言葉が出てきます。


「そうですか、ではその通りにします!」って気持ち良く納得したケースってあまり無いのではないでしょうか?


そういったものが複雑に絡み合って

納得が出来ない価値観の相違が生じて

理不尽だと感じてしまうやりとりが起こります。


そういった場合に共通している対策方法は1つで、先ほども登場しましたが

ルールの範囲内で行う

ことです。


一度イレギュラーな前例を作るとそれが当たり前になって戻れなくなります。

「その人だけ」と対応を特別にしてしまって

その人が周知しない保証はありませんし

入社の条件等であれば、採用背景や情勢で変化するものではあれど既存の社員ややる気を低下させてしまったり、評価を誤解してしまう原因にもなります。


大幅な値下げなどもその例で

結局、単価を割って限界を超えて値下げが出来なくなってしまうと

「値下げ」という特別な対応で繋いでいた糸がほどけてしまいます。


もちろん、前例にないチャレンジは新しい価値を生み出す意味だと大切ですし、そのように常識も作られていきますが

明らかに不利になってしまう条件や新しい「価値」とならない場合の話です。


逆に「自分だから」という特別さを求められた場合は

現実的な話をするだけではなくて

実際に用意できる武器を「あなただからこそ」と魅せることで納得をさせることが出来ます。


とても難しいですが

相手を理解して、相手の思考に合わせて

もっている武器を合致させていくことで

あなたには合っている=自分のためにある=特別感

とつながります。


出来ないことを出来ないと伝えることも

相手が「出来ない」という認識がない場合も多いので大切です。

知らないから言いますし、知る状況になかった人だって沢山います。

一方で、知れる状況であれば「知らないこと」が非になるこもあります。


仕事上の駆け引きであれば魅せ方や表現はより気を使う必要があります。


そこで感情をぶつけてきたり

一般論から優位性を主張してくる場合は

「そもそも」の話になりますので

長期的に考えると距離感を保って接したほうが良いでしょう。

思い通りにいかないと毎回同様の状況になりますので。


職場で起こりうる例で言うと

他にも優先順位の高い仕事がたくさんあるにも関わらず、一方的に押しつけてきた仕事をなんで一番最初にやってくれないのか?と怒られる場合などです。


自分のことしか考えていない人は沢山います。

だいたい理由を言わずに「早急に」とか「至急」とだけ伝えられ急かされる時に起こります。


それぞれの仕事に優先順位があり

「あの人の対応はめんどくさいから先にやろう」は本来は適切でなく

全体を見渡して今やるべきことの優先順位を説明し、期限を提示することで対策はできますが

そもそも任せられた理由を確認できないと優先順位もつけられません。


この場合も

今すぐに出来ない理由をこちらから伝えないと

相手も認識出来ない可能性があるので

しっかり伝えましょう。


それで感情的になって〜上記同様のケースになった場合、その頻度が多いと自分のスケジュールで仕事を進めることが出来ないことになります。

もしくは、スケジュールを組んでも高い確率で狂わされることが分かりきっている状況になってしまいます。


そうすると本来の目的として自分がやらないといけない仕事に支障が出るため

納得のいかない結果を出してしまうことも大いに考えられます。

結果が出なかった際の原因として事実を伝えると「あの人の仕事が」と言うしかなく、他責な人間だという評価をされてしまいます。


断れない人ほどそのような状況になりやすく

これは相手に善意がある状況ではないので

常にそういった状況であれば

一度、今の環境自体を考え直してみても良いかもしれません。


ただ、会社で長く働く以上はそういった理不尽さとは戦わないといけない場合も多いので

ルールと本来の目的を見失わずに

コントロールをする方法の1つとして参考にしていただけたら幸いです。


特別な対応は自分から言ったらただのわがままになります。

本来は「特別にしてあげたいな」と相手が思うことから始まり、それこそコミュニケーションなどの心象で決まりますよね。

そういった面だと人なのでやはり感情の部分は大きいです。


提案の際の譲歩の線引きは定義づけが出来ないので難しいですが

経験上、共通していることは高圧的な態度を取る人は特別な対応をしてもらうための駆け引きをしてくる人が多いので、受け手としてはやり辛いのです。


繰り返しになりますが、相手が知らない場合もあるので、まずは話をすべて聞いた上で

認識の目線を合わせて確認してみることから始めてみてください。


業種によってはそう言ったお客様が基本の場合もありますので、お客様とのコミュニケーションの相性から今後のキャリアを考えることも一つです。