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私たちがなぜ「めぐみと森のようちえん」を始めたのか。

2019.04.09 13:52

なぜ私たち夫婦が「めぐみと森のようちえん」を始めたのか。

それは、私たちの出会いに遡ります。


10年ほど前のとある(大阪府下)公立小学校の学童保育の現場。

小学4年生〜6年生を対象とした放課後に学習と体験をメインとする学童保育の指導員(スタッフ)として出会いました。

その頃の私たち。。

なんか〜

若っ!!笑


さてそれはさておいて、

なぜ「めぐみと森のようちえん」を始めたかに話を戻します。


教員志望が多い現場ということもあり

「飴と鞭を巧みに使い分ける大人」=「指導力がある人」

が評価される場所でした。

私たちも「指導力」をどう身につけるかに苦心しましたし、

「指導力がある人」を尊敬していました。


一方、子どもたちは

口癖は

「●●していい??」
「これでいい??」

という承認・確認。


考え方は

「この大人は何を求めているのかな? 」

という大人主体の考え方・・

逆に自由にやっていいよ!と子どもたちに伝えると

「自由にやっていいって言われても・・」

と動揺する姿。


毎年恒例の「夏祭り」の企画会議を子どもたちとした時に

「去年と同じでええやん」

と話がまとまっていったことに、強い衝撃を覚えました。

ワクワクを胸に「どうしたらおもろなるかな?」と考えるような雰囲気は皆無で、

「0から1を生み出す」経験
「意見を交わして、納得解を見つける」経験

の少なさ。


また

「生きる力」の基礎となる
「自尊感情=どんな自分であっても その自分を受け入れ、 大切にできる感情 」

が低い

ということも背景にあるという事が分かってきました。

(子どもだけでなく、親も低いと感じていましたが、実際に臨床心理の分野で、相関関係が示されていました。。)


コミュニケーションの場作りを学ぶ中で

学童の現場で

を量産していたなと夫婦で気づき。。


学童保育時代にも制約がある中で、様々な方法で子どもたちへアプローチをしました。

しかし、小学生高学年ともなると、価値観がある程度固まってきており、限界も感じていました。

「もっと早くから関わらないと!」という思いが膨れ上がりました。

また、世界の幼児教育の分野で注目されている「非認知スキル」を育む取り組みとしても有効な「森のようちえん」は、学童の子どもたちに感じた疑問やモヤモヤを解消できるのではないかと考え

を立ち上げることにしました。


この写真は

手前の子どもは「たこ焼き屋」

奥の子は「たこ焼き屋」からたこ焼きを買って、

自分たちで作った「秘密基地」へ運んでいる様子です。


「なにもない」けど「なんでもある」森では

葉っぱと枝がたこ焼きになり

木々がお店にもなります。

「設定」を共有するにも「コミュニケーション能力」が必要です。

ただ遊んでいるわけでなく、「遊び」ながら多くのことを学んでいるのです。


(ひろ)