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仕事で無茶を押し付けられて嫌だ!!職場で上司と部下の見ている異なる景色とそのギャップ

2022.04.29 10:07

仕事をしていて上司から指示や確認を受ける際に

その内容が無茶な内容で

なんで無理だと分かりきっていることをわざわざ聞くの?

とモヤモヤした経験はありませんか?


というか、なんで管理職なので私がしている業務内容を理解しているはずなのに無理だとわからないの?業務内容を理解してないの?

こう思う人もいるかもしれません。


まずは理解してもらうための働きかけをしたかどうかという話になりますが


必要な情報をすべて共有して

記録にも残して

そこまで慎重に対応した上でも確認をされることもありますが

認識を合わせるために少しでも「かも」があったら確認はします。

不確定な内容で突き進むとその先にリスクがあるからです。


判断をするためには、ある程度の推測はあったとしても、可能な限り材料を集める必要があり、その数はとても多く

それぞれの業務に対して判断をしなければいけない管理者は

自分の業務もある中で膨大な量の情報を捌く必要があるため、細部まで覚えていることはなかなか難しいです。


なので、部署やチーム全体を見渡して大枠や道筋、目的などの

ぶれない部分を把握することをもちろん優先します。


自分の担当業務に関しては

「自分の担当業務」というくらいですから

細部まで把握しているわけで

共有をしようとしても、みんなそれぞれの業務に手一杯なために細部までの把握を求めるのは酷な話で

過去に同じ業務を担当していた人や今後担当する予定で勉強をしている人なら

理解しているでしょう。

それでも、「独自に」改善をした部分などはわかりません。


では、なんで無理だとわかっていることをわざわざ確認するのか?

見ている景色が違うためです。


点で見ているか円で見ているかとも言いますが

全体の大枠で目的達成の手段の1つを担当している人と

それぞれの手段をコントロールをして全体として目的達成を目指す管理者では

1つの業務に対する把握の深さが異なります。


どちらが優れているという話ではなく、役割が異なるということで

深く業務を理解して担当してくれる人達がいるから事業は成り立っていて

ただ、その舵取りをする人物も必要ということですね。


とても当たり前のことですが

そのために報告して方向性がズレていないかのすり合わせをする必要があり


目的達成のための最善策として

「これは出来ないのか?」と可能性を確認しているわけです。


伝わり方は表現次第で変わりますが


決して「なんであなたはこれが出来ないんだ」と責めているわけではなく


これが出来たら良いな、というイメージがあって確認してるわけです。


その時に責められたと思って感情的になり「出来るわけない!なんでわからないんだ!」と攻撃的になってしまうと

無理なら無理で仕方ないが可能性があるか確認をした側としては困ってしまいます。


出来ないなら出来ない理由を説明することで

選択肢に含めないという判断が出来るわけで

それに対しても責められるわけではありません。


ニュアンス的には

「その業務に詳しいから教えて」という感じです。


ただ、担当業務に対して相手が理解をしていないことと、出来ないことを責められたという担当者としてのプライドがあって負けられないという気持ちになってしまって攻撃をしてしまうわけです。


そうなると誰も判断もできないので

話が先に進まない状態になって部署としての仕事も停滞してしまう可能性があります。


確認は確認であって

出来ないことを責めるわけではなく

事実を知るためにあります。


その後に、サボっていたり出来ることをやっていなかったりすると

なんで?と責めの確認という話になります。

確認にも種類があると言うことです。


なので、出来るとわかっていることに対して確認をして、出来ない理由を聞く場合は

「これくらいあなたなら出来る」という期待値があってるからで

指摘をして改善・成長をしてほしいというコミュニケーションとして

その人の能力を見定める手段でもあります。


自分で限界を決めるな!と言われる場合は正にこれですが、余裕がなく今の仕事でいっぱいいっぱいの場合は少し意味合いは変わってきます。

相手が単にその数字をクリアしてもらわないと困るという一方的な状況が多いからです。


逆にそのような場面で指摘がないという場合は

既に能力の線引きをされてしまい、あまりいい印象を持たれていないということが後々評価でわかります。

「やっぱりね」と。


誰もが出来ることの場合は確認自体が「どうせ」と諦めからのネガティブなコミュニケーションです。


無理なら無理でも理由が必要で

もしかしたら他の人なら出来る可能性だってあり

視点を変えれば他の人が無理な仕事をあなたなら出来る可能性もあるということです。


それが他の人にないあなたの強みで

本当に活かせるのは同じ環境なのか違う環境なのか見定めが必要ではありますが

それぞれの立場の見ている景色や広さをしっかり把握出来るコミュニケーションが取れるなら

かつ、一方的に「私は大変なの」を押し付けて自己主張だけが溢れる環境でなければ

それは良い環境だと思います。


逆に言えばそうでなければやり辛さを感じやすい環境とも言えます。


諦めの確認を日々繰り返すようなコミュニケーションの場合もそうです。


そうなるとため息と隣り合わせでやる気はどんどん削がれてしまいますよね

働ける時間も限られる中で自分の能力で活かすべき部分を活かせないのはとても勿体ないです。


上手くいっている時は無茶に対してもカウンターをして調整が出来る、これも信頼されているからだったりもします。それもコミュニケーションが上手くいくからこそ成り立ちますよね。


働きやすい環境を判断するための一つの考え方として、参考にしていただければ幸いです。