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KANGE's log

映画「バンブルビー」

2019.04.10 13:47

ずいぶん前に試写で2D字幕を鑑賞したまま、感想をまとめるのを忘れてました。

トランスフォーマーシリーズは、1作目から4作目まで劇場で見ていて、「最後の騎士王」については「もう、いいや」ってことで見ていません。

本作は、このトランスフォーマーシリーズの前史にあたるものですね。なぜ彼らオートボットが地球にやってきて、それを追いかけるようにディセプティコンがやってきたのか。始まりの物語です。

そこで、オートボットの中でも人類との絡みが多い、バンブルビーがメインになっています。そして、彼と交流を持つのがチャーリーという少女。亡くなった父親の影響で、自動車の整備なんかもやってしまうぐらいメカに強いのですが、それが男の子ではなく、女の子というのが、現代的です。「チャーリー」って男の子っぽい気もしますが、「シャーロット」の愛称でもあるんですね。

時代設定は1980年代半ば。これは、日本でトランスフォーマーのアニメ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」がスタートした頃ですね。チャーリーの家にあったTVゲームが、古めかしいテーブルテニスだったので、「あれ? 80年代半ばの家庭用ゲームにしては古くないか?」と思いましが、アメリカではファミコン(NES)の発売が1985年ですから、こんな感じだったのかもしれません。あるいは、もしかしたら、大好きだった父親が亡くなった時点で、いろいろと時が止まっているのかもしれません。 

このチャーリーとバンブルビーが出会って、交流を深め…という話なのですが、まずバンブルビーがえらくかわいらしい。オートボットの中でも末っ子キャラではありますが、本作ではさらに幼いですね。バンブルビーといえば、発声ができないのですが、なぜそうなったのかのエピソードが本作で語られます。そうやって喋れなくなったこともあって、最初はほぼ幼児のように見せています。

カマロではなく、ビートルというのも、もともとのアニメ版をふまえたということもあるのでしょうが、アメリカンマッチョではなく、単純にコロコロとしたかわいさを選んだということなのではないでしょうか。

個人的には、カーチェイスでの、幅寄せ回避策が最高でした。

ストーリーの軸は「アイアン・ジャイアント」のようでした。そういえば、ポスタービジュアルも…。意識してますよね。

そして、「あれ? この感じは『E.T,』だよね」と感じる場面もあります(まあ、スピルバーグが製作総指揮ではあるので)。

つまり、既存のトランスフォーマー映画のイメージ「ロボット群像アクション! どんがらがっしゃ---ん」というよりは、ジュブナイルのような映画でした。私としては、この路線であれば、見続けたいと思います。