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MASAKI ISHIKAWA

気になるカラー剤

2016.03.07 06:42


私は基本的にハイダメージのかかるであろう施術は好みません。


もちろんお客様も『痛みますよ』と言われた事を好んでやりたい方はいらっしゃないかと。



ただ、やはりデザインを創る上で負担のかかる施術が必要な場合はある。


明るい透明感のある繊細なカラー

ブリーチが必要なダブルカラー



しっかり動きを出した細かめウェーブのパーマ

還元力強めのパーマ剤


など、希望のデザインを創る上で負担の大きな施術が必要な事もあります。


その際はしっかりご説明させて頂いた上での施術、プラス極力ダメージレスに気をつけた内容を心がけます。



毎月ころころ色をかえる

これは一概に悪いとは言えません、最近は流行色もずいぶん早いスパンで変わっていく気がします。

気分も変わるでしょうし、お洋服を変えるように髪も着替える。

 

ただし注意点


  1. 短いスパンでの反対色へのカラーチェンジ
  2. ブリーチ、黒染めといった極端な施術 


これらは危険です。


カラーは1度行うとその色味が暫くは少なからず残っています、その残留色素を無視してカラーチェンジを繰り返していると色が濁ってきて綺麗なカラーを創りにくいです。

またブリーチでハイトーンに、黒染めと言われるくらいなロートーンまで真っ黒にするのもハイリスクです、必ずその後のカラーチェンジに支障きたします。



色を変えるのはオッケー、ただし色が抜けてから変えてみては?また、同じ色を重ねていくと美しい究極完成度の色を味わえますよ。


色が抜けても汚さのある状態にならないよう計算してカラーをしています。

無理な、負担をかけてカラーチェンジをするより、自然退色がある程度進んでからカラーチェンジの方が綺麗な仕上がりが出来やすいです。

フラットな状態、真っ白な画用紙に描いた色の方がそのまま綺麗に発色します。

どどめっている画用紙に色を描いてもまだらやムラ、繊細なお色にはなりにくいですね。



基本的にはどんな状態でも、よくカウンセリングさせて頂きご希望の仕上がりを作るのが私達の仕事ですが、そこはプロとしてできる事できない事はハッキリと線引きした上で行います、迷った時は希望を伝えた上でお任せ頂くのも一つかと思います。






最近は反対色にも高いクオリティで染め上げる非常に素晴らしい薬剤もあったりします。

いつも赤味やオレンジを帯びた色になる、とお悩みの方なんかも一撃で赤味抹殺したアッシュに染め上げられるようなカラー剤がたくさんでてきています。


美容師は技術だけではありません、毛髪知識や薬剤知識、ケミカルな部分もしっかり勉強し続けてお客様により満足頂けるよう精進致します。