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個人事業主として起業して(思考の変化)

2019.04.13 03:33

ずっと考えていたことがあります。

私は個人事業主として起業して、1年2ヶ月が経過しました。

その間、安定した収入が得られるようになったのか?

といえば、決してそんなことはありません。

 

貯蓄を切り崩すこともありますし、不要なものを売って

一時的な資金を作り出すこともありました。

苦労することもあれば、周りの大切な人たちの支援

(仕事の紹介や依頼)を頂く有難いこともたくさんありました。

 

社会人として30年近く働いてきましたが、会社の後ろ盾が

あるという安心感はとても居心地がよく、その中で働いて

いることで守られてしまう環境が、危機感を薄くさせて

しまっていたこともよく解るようになりました。

 

先日、東京大学の入学式で上野千鶴子氏が

「頑張っても報われない社会が待っている」

といった内容のことを話されていました。

 

社会というシステムが構築されたこの世の中には

理不尽なつくりや考えが蔓延しています。

自分でどれだけ頑張ったとしても=結果に結びつく

訳ではないということ。

その理由は、決して頑張りが足りなかったからではなく

システムや人の思考にある思い込み、決めつけが邪魔をする

といったケースも少なくないということです。

 

起業も同じで頑張った=儲かったではないということ。

どれだけ自分が頑張ったと思っても、評価するのは周りの人たち

その人たちからみたら、「まだ全然頑張ってない」と

捉えられるかもしれない。

(ただ単にお客様の求めるニーズと違うことをしていただけ

なんてこともありますが)

 

今後、日本のシステムも教育方針も法律もどんどん変化していきます。

変化しなければ、社会のシステムに取り残されてしまうのです。

戦前や戦後すぐの経験をされた方たちが創り上げたルールでは

もう対応できないのです。

そして私たちバブルを経験した世代はお金に囚われた思考が多く

その考えも価値観もすでに時代遅れになっているということ。


若い世代は貧困や食に悩んで育っていないため、お金に対して

よりも、その存在価値、存在意義が大切になってきています。

この世代間の思考の違いが教育や育児に活かされるのが遅く

日本は世界からどんどん取り残されてしまう状況にあること。

 

企業の中で人材育成や人間関係に問題がでるのは、この世代間

の価値観の差であり、視点、思考、捉え方が誰しも同じではない

ということを理解したうえで、コミュニケーションを学ぶ文化を

創造していく必要性を理解していないからだと思います。

 

私が仕事に選んだコーチという仕事は、日本ではまだまだ知名度が

低い職業になります。

それゆえに、知らない人からすれば「それが何の役に立つの?」

と言われますが、コーチングは人の意識、思考、視点を増やし

捉え方を変化させるものです。

その変化は人それぞれなのですが、今までの考え方では世界は、

どんどん生き苦しい世の中になっていくと感じるようになります。

 

人は変化を嫌う思考をもってますからね。

全ての人にコーチの視点を!