得意を伸ばすor苦手をなくす
こんばんはExcelsiorです。
みなさんは勉強に取り組む際
得意を伸ばそうとしますか
それとも
苦手を克服しますか?
多くの塾では苦手分野の克服に力を入れます。
その理由として
"90点を95点にあげるより40点を60点にあげるほうがあげやすい"
"受験は総合点であるから"
があげられるでしょう。
まさにその通りだと私も感じています。
ですが、私自身は得意分野を伸ばしてほしいのが本音です。
日本とアメリカの教育、または産業の大きな違いに
"topを伸ばす"
か
"bottomをあげる"
と言うものがあります。
前者はアメリカの考えであり、後者は皆さんご存知日本の考えです。
アメリカの教育現場ではtop(その生徒の個性、得意分野)を伸ばすことに重きを置くために
教師たちはすごいプレッシャーを感じてい指導しています。
日本もそうあるべきです。
さらに蛇足ですが、生徒や親、教育機関からのフィードバックがあり簡単に首を切られるためにアメリカの先生たちは必死なのです。
一方日本ではbottom up形式ですよね。
実はbottom upは教師にとって非常に教えやすいと言う教師のご都合もあります。
なぜならtopの部分を伸ばすには(90点を100点にあげる授業)教師自身の能力が必要ですし
塾でも学校でも先生は人気ゆえに飽和状態で皆が皆できる先生とは限りません。
また教員免許はライセンス更新形式ではありませんし、勉強会は必須でなく希望制が多いです。実は塾や予備校の有名講師を集め学校の先生へのイベントや勉強会を開いているのですが集まりが非常によくありません。
ですが日本の教育は底辺を作らないという良い面も持っています。
底辺を作らないため、横並びで平均的な能力は非常に高いです。
(また言語も関係し、実は算数の能力は諸外国より高いです。)
これによって日本は平均層を数多く産出することでひし形のレイヤーが出来上がるのです。
そうして日本のGDP横ばい現象を生み出しているのです
私はぜひ皆さんに得意を伸ばす方向を目指して欲しいです。
アメリカでは失語症の少年が、しかし生物の才能があり飛び級で11歳で大学に入学した生徒がいます。
雑誌の編集長でありながら数学の足し算ができない人もいます。
人には必ず苦手な分野があります。
それを伸ばすのでなく、得意を見つけそれを伸ばして欲しいです。
(ちなみに今年薬学部に受かった生徒は化学を満点で英語が5割という極端な点数の取り方で合格しました)
いやいやアメリカのことを言われても、ここは日本だし
と言う人もいるでしょう。
ですが事実現在政府機関では上記の(と言うよりGDPの伸び率の悪さなどからですが)現象を問題視しています。活発な議論もなされています。
東京大学をはじめとする旧帝大では総合学力でなく分野別での推薦枠を作っています。
慶応などの私立でもそうですよね。
また、企業が優秀な生徒にお金をだしアメリカの企業に留学生や研究生として送り出すなんてことも行われています。(ソフトバンクなどで行われています)
現状、日本の教育や受験形態は総合力重視のため
コスパの視点では苦手分野を伸ばすことの方が相対的な点数は高いです。
実際私も点数のみに言及すれば上記の方法を進めます。
ですが必ず今後近い将来、top重視型になってきます。
得意を見つけ、得意を磨ける環境を探すことが重要になってきます。
Excelsiorのメンバーは全員topを指導できるクリエイティブ集団であると自負しています。
教育の現場を知っているからこそ言えることですが、ここまで能力が高い講師が集まること自体非常に稀です。
ぜひ違った視点から塾や指導方法を見直して見てください。
Excelsior