【シューズレビュー】NIKE TERRA KIGER5(テラカイガー5)、渡邊的評価。
待望していた、ずっと待っていたトレイルランニングシューズがなかなか日本に入ってこず、アルトラ「ローンピーク4」同様に海外から取り寄せたシューズ、それが「NIKE TERRA KIGER(テラカイガー)5」。
海外のYouTuber的な人々はすでに入手しており、そのインプレッションを様々にレビューしています。
早速僕も取り寄せて、履いてみました。簡単なレビューはInstagramに。
僕はもともとテラカイガーシリーズが好きで(と言っても、履けるレベルに達したテラカイガー4からですが)、テラカイガー4だけで4色も持っていました。いやぁ、かっこいい。
走りやすく、カラーリングもかっこいい同シリーズの最新作。今か今かと待っていたのですが、テラカイガー5はのカラーリングはなかなか奇抜なものでした。好き好きはあると思いますが、僕の周囲では一番左の志茂田景樹カラーが人気笑
ということで、いくつか履いてみた感触を。ちなみに日本ではまだ入手できないので、いつもどおりRunnningWarehouse.comで購入しました。1週間くらいで届きますよ。
1. TERRA KIGER5の反発力、クッショニング
前作と比較して、クッションは厚くなっている印象を受けるのですが、HOKAのような「沈む」ような柔らかさはなく、普段HOKAやALTRAを履いている人が履くと「硬い」と感じるレベル。このあたりは好き好きですが、僕はけっこう好きです。
またZOOM素材に期待している反発力ですが、それなり以上にあります。それなり以上と書いているのは、ロードでズームフライやヴェイパーフライを履いてしまっているので、ここに対する期待値が高まりすぎているというのがあるのですが(つまりは期待ほどはない)、トレイルシューズとしてはかなりの反発レベルだと思います。
走れるトレイルランニングシューズ、という位置づけは前作引き続き、と行った印象です。
2. TERRA KIGER5のフィット感
前作は足囲に余裕があるというか、ALTRAのような余裕のあるフットシェイプデザインだったのですが、それがだいぶ包み込み力が高まった印象です。これは好き好きだと思いますが、よりショートレース向きになった、というのが僕の感想(ロングはALTRAのような余裕がほしい)。
また、つま先のプロテクトがかなり強固になっており、この点は安心感がアップ。さらにそれによる「硬さ」みたいなものが生まれていないのはさすがナイキ、というところ。
3. TERRA KIGER5のグリップ
ここはあまりナイキに期待はしていないのですが、グリップ力は低め。HOKAのスピードインスティンクトのソールデザインに非常に似ており、悪路には不向きです。どちらかというとスピードレースで滑って下る、というスタイルが向いていそう。これも好き好きが出るところだと思います。
3. TERRA KIGER5のサイズ感
ナイキだとズームフライやヴェイパーフライ、前作のテラカイガー4も27センチで、今回のテラカイガー5も同じく27センチを買いました。
ジャストサイズ、ですが、若干の窮屈さは感じます。ハーフサイズアップでゆったり履くのも良いかもしれません。
ということで、まだまだ日本では所有している人が少ない、というニュアンスも含めて 、「買い」レベルは高いプロダクトだと思いますが、テラカイガー4のような「期待値を超えたアップデート」とは言い難いのが今回のテラカイガー5。
とはいえ、僕はこれを履いてUTMFに出走する予定です(笑
2019.05.07 実際この靴を履いてUTMFを完走してきました。
泥だらけのトレイルを走った後は、NIKEのテクノロジーを駆使しても白いフォルムはグレーに・・・汚れが気になる方は、別のカラーをおすすめします。