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東京学芸大学 加工・技術科教育研究室

祝・努力賞受賞(第5回全国合板1枚作品コンペ)

2019.02.20 04:41

 日本合板工業組合連合会が主催する第5回全国合板1枚作品コンペにおいて,学部3年の栁原みず季さん,田中若葉さん,遠藤遥さんが努力賞を受賞しました。作品のタイトルは,「みんなでつくろう・あそぼう・かたづけよう!!~幼児用組み立て式滑り台~」です。

 2018年12月2日(日)に新木場にある木材・合板博物館にて行われた表彰式には,栁原さんが参加しました。


【作品のコンセプト】

 現在,保育施設の待機児童が多いことが社会問題となっています。保育施設の建設を急いでいるものの,近隣住民が騒音を訴え,建設が中止または延期されることがあります。このような中でも,幼児が思いっきり遊べるように,室内で使える木育遊具を研究室の先輩方からアドバイスをいただきながら合板一枚で作りました。


【アピールポイント】

 この作品で工夫したところは2つあります。1つ目は幼児の興味を引き,幼児が自ら遊びたいという気持ちを高めるために,合板の特徴である側面の美しいグラデーションを活かした,縞模様と市松模様のデザインを取り入れたことです。この模様作りは,決して簡単なものではなく,採寸した合板を細い棒状にカットし,つなぎ合わせ,縞模様の合板に加工するという気が遠くなるような作業でした。2つ目は,室内で遊べる組み立て式の滑り台という点です。組み立て式のため,収納スペースを確保する必要がありません。また,室内で滑り台を使用することで,幼児が楽しく思いっきり遊べることが期待できます。さらに幼児が自ら滑り台を組み立てることで,創造性を育成できるような作品にしました。このコンクールを通して,多くの知識と技能を身に付けることができ,多くの課題を発見することができたと感じます。

【学部3年 栁原みず季】