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梨の日

映画『ビリーブ 未来への大逆転』

2019.04.17 14:14

映画『ビリーブ 未来への大逆転』


監督:ミミ・レダー

出演:フェリシティ・ジョーンズ/

アーミー・ハマー/

ジャスティン・セロー/キャシー・ベイツ/サム・ウォーターストン/スティーブン・ルート/ジャック・レイナー/カイリー・スパイリー




何故か興味を惹かれてずっと観たかった。

法律ものだし、また事実ものだし。

新作がバンバン出てくるから、もういっか、、とも、うっすら感じ始めてたのが本音。

でも自分の直感を信じて観に行って、

本当に良かった。


今やDVDが欲しい。

家に置いておいて、奮起したい時や元気を出したい時に、見返したい。




今の時代にもまだまだ出てくるセクハラパワハラ。

大げさになってきてるとも感じる人

いるのも分かる。

でも、やっぱり平等よりも、どこか甘く見られていると感じる、この現代。



映画は女性がクレジットカードすら作れなかった50年前。

そして100年前の差別的な件も引っ張り出している。


昔に比べたら、

と出てくるセリフは、今にも通じるセリフ。

先日報道にあったLGBTである人たちが結婚を法で認めて欲しいという訴え。

“法の下の平等”に反している、という言葉は、まさに映画の中と同じで。鳥肌が立った。




難しい法律もので、たまに字幕追うのが必死な時も←

くぅー英語で映画が観れるようになりたいぜ。

字幕にならない言葉はちょこちょこ理解できたけど。


こんなに難しいことなのに、ちゃんとヒューマンドラマ。

だから感情も乗り、いざ戦いに乗り込む、という強いシーンには胸がいっぱいで涙がずっと込み上げてた。。

全然哀しいシーンでも何でもないのに。


夫のマーティンは理想中の理想だし←

きっと全女性の理想の男性、旦那じゃなかろうか。

かけてくれる言葉は常にポジティブ、

でも決して人ごとじゃなく。

ちゃんとルースを想い、庇い、優しさ持って、ずっと長年してくれた。

まぁあの言葉通りを日本人男性が言ったところで違和感ありまくりなんだろうけど。をい)

女心(ルース)をよくわかっていらっしゃる丸め方は最&高でした。



またメルマガには書けなかったけど…!


衣装が…!!!

策士だし意図くみまくってて本当最っ高…!!!


最初に青い服装が多いな、という違和感から、パッキリとした赤い服を着る。


なんだ、なんで急に青から赤へ?

緑や水色じゃなくて??


観続けていると、気づく。


青い服は通常であり、もしくは彼女が馴染みたい場所へ行く時に。

赤は乗り込む時、明らかに攻撃体制に時に着ている。


わかりやすくこの2つのベースが敷かれてあり、これを前提に観ていくと

オレンジの時も緑の時も、彼女がどういった状況、心情なのかが理解しやすい手助けになっている。


攻めきるまでいなかい時の情報収集時のオレンジ。

別の立場にいる時の緑、でも水面下では攻めが地続きになっているからスカートは赤。

模擬裁判の時に赤色混じりのワンピースだった時に、はっきりと確信して目玉ひん剥いた。←


こうして色味をもつことは、主張や表現することの“自由”の象徴でもあり、平等を訴える立場の逆説的なものでもある。

それとても女性的な自由の表現。


そして、最後、

法廷に乗り込む時にこの映画内で初めて見る色の服、

黒い色に、ビッ、と痺れ、感動しまくった。。


なんて意味を持たすのだろう。

今まで感情を表してきた色味たちと、強く動じず、法廷にふさわさしい色、黒。

衣装の伏線回収として最高にイカした仕組みだったよ。。

これから観るなら是非とも、色に注目してもらいたいほど。

しっかりちゃんと分かるから。



エンディング曲を含めて、最終的に、

時代は変わり続けている、と。

時代をつくっている、今生きる私たちが過去に置いてけぼりになるなんて。


100年前も50年前も、今も、そして50年後も100年後も時代が変わってゆく。

し、その時代に乗り遅れる人と先にいきたい人との衝突は、ずっと続く問題なんだろうな。


昔の良さは良さとして。

今の時代の流れを知る好奇心と興味は、せっかく生きているのだから、持ち続けて見つめていたいな、と。



そいえば母が前に、

子供(私たち)を通して流行りものが分かるから楽しいよ、

って言ってたな。


子供がいるからこそ知ることができた、時代の変化。

若い子の文化。

自分の時代にはなかったことを知ることを、「昔はこうだったのに」と言わずに楽しみとして感じてきた母。

その感性は、やっぱ尊敬するわぁ。



DVDいつ出るかなぁ。

今年のなにかのプレゼンントで欲しいもの候補です←


や、自分で買おうか…。笑)




映画館に男性が多かったのは意外だったし、良きだった。