評価されるとはどういうこと?仕事で評価をされる人とされない人の違いから考える自分が働きやすい職場環境
社会人として会社に勤めていると
日々聞く単語「評価」
そもそもなんであるの?
何が評価なの?
わからないまま評価を得るために日々努力すると、攻略方法もわからないので何を目指したらいいかわかりません。
評価のために働いているわけじゃない!
という声もよく聞きますが
やりたいことを始めたり続けるためには
それを「あなたが担当」してよかったと思わせる必要があり
そこで評価が登場します。
1.会社が基準を決めてそれを満たしているかで判断するパターン
2.特に決まりは無く印象や働き方がメインで判断されるパターンと
3.数字だけで判断されるパターン
すべての会社を経験しましたが
3.が一番わかりやすかったです。
営業数字や求められた数字を達成できたか出来ていないかで判断されるので
やることが明確です。
1.に関しては項目が細かくあり、数字もその中に含まれてるので、どう育ってほしいかを体系化している印象を受けました。
2.が一番しんどかったです。
判断をする人物や好みで決まるので
その時の気分や感情の影響もあって
「その人を攻略する」ことが目的になります。
その中で共通していることは
判断の基点は異なれど
単純にプラスになっていれば評価をされます。
評価するだと良い評価をしてるという意味になり
評価をするだと「評価」自体をするという意味で使われているケースがあり難しいですが
3.に関しては
売り上げ、もしくは利益を出している
それはもちろん評価されます。
求められた数字(例えば採用人数や経費削減)を達成できたら会社にとっては確実にプラスなので評価されます。
1.に関しては
会社が評価と結びつけて理想の人物像を育てあげる階段になっているので
1つ1つの項目が「会社が人材に求める」ものなので、その会社で働く人材としての評価としてプラスされていき認められていくイメージです。
2.に関しては
評価をする人物に気に入られるということは
その人の役に立つ、その人にとって戦力として必要などプラスの印象を与えることです。
多くの場合は
上司と面談をして上司の、さらに上司のフィルターを通して実績をベースに最終評価にまでたどり着き
段階を踏むごとに直接的でない情報も入りながら「会社の人材としての今の立ち位置」を「会社として適切な評価」をするので
結局は極端な成果主義の会社以外は
基準が明記されているか、仕組み化されているかの違いはあれど
1〜3までが考慮されているわけです。
評価が高い人のほうが会社としては仕事を任せるための「信用」があるので
出来ることの幅が広がります。
逆に一定の基準をクリア出来ないという評価の人に対しては、雇っている以上は一定以上のパフォーマンスをしてもらう必要があるので、その是正をしたり活動が制限されます。
相応の報酬にもなります。
単なるステータスとして評価を求めるのではなく、社内やキャリアでも目的を達成するために、活動の幅を広げられるように評価を得るわけです。
「頑張れば頑張るほど評価されます」
頻繁に聞くフレーズですが
大事なのは頑張ったら評価されるという大枠ではなく
なにをどれだけ頑張ったらどのような評価をされるのかという事実の部分です。
加えて、その結果から自分自身に還ってくる部分です。
そりゃ頑張ってれば「頑張ってるね」という評価はされますが
とんでもなく頑張って、結果もだしたのに
「頑張ってるね」と言葉をもらい
それに対する会社からの還元がないと
「ああ、頑張っても無駄だこれ」と誰もが頑張ることをやめてしまいます。
その先にはあまり明るい未来はないような気もします。
目標や指標があって努力の方向が決まり
その先に成長があって
それを認めることや見極めることが評価だとしたら
成長に伴って会社への貢献度も変わってくるために、会社から個人へも成長に伴った還元が具体的な形である必要があります。
独りよがりで評価に該当しない「頑張ってる」の場合は努力の方向が会社が求める方向ではないので、会社も良い判断をなかなか出来ませんが(よく皆さんのストレスになる頑張ってるアピールさんのことです)
目線がズレてしまった頑張っている「つもり」は本来は結果につながらず評価をされていない状態であって
そういう場合にどのような評価判断をするか?でもその会社の体質が見えます。
会社が与える評価に対する報酬への不満が生じてそのメンバーの価値観がわかり
初めてその理想の形を提供できるかできないかを理解することで、その先の定着を読むヒントにもなります。そのレベルの人材を止めるために必要な情報にもなりますし、市場価値とのギャップを理解するキッカケにもなります。
何事にもおいても、どの立場の人からしても
重要なポイントでの決断の指標になる
だから評価って大切なんですよね。
会社が個人を見極めるだけでなく
個人がその会社が適正に自分を認めてくれるか判断できる材料にもなります。
会社の評価制度で、どれくらい長く働いてほしいか?という根の部分を考察することもできますが
どこが良いという話ではなく
結局は自分が「プラス」として認められてる制度の環境を選ぶことも、キャリアを輝かせるポイントの1つになります。
転職をすれば環境も変わり評価されるポイントも変わります。
あなたの何を買ってくれているのか。
あなたにどうなっていってほしいのか。
その想いを理解して実現させていくことが、一番評価されている状態でしょう。
転職のヒントも含め少し視点を変えて評価の大切さをご紹介しました。参考にしていただければ幸いです。