本の日記ほか
朗読便Ramo(ラーモ)、青木邦枝です。
先日、朗読会場の予約時に拾った桜の花を
押し花にしてみたら、
予想以上に「かぴっ」と乾いていました(^^;
水分量が多いということでしょうか。
押し葉、押し花を作る時は、
いつも「日本語アクセント辞典」に挟んでいます。
会場のお茶室は松戸市の建物なので、
毎月月初にはお茶会の予約が入るそうです。
私が予約を希望した日も
「もしかしたら市の茶会が入るかも」
ということで、(利用は市の予約優先)
施設のスタッフさんが急遽、
たまたまその日会場にいらしていた茶会の先生に
ご予定を尋ねに行ってくださいました。
暑い季節の茶会予約は控えるようになったということで、
幸運にも、無事予約することが出来ました。
朝のお忙しい時間に、
わざわざ予定を確認しに行って下さった
スタッフさんのお気持ちが、嬉しかったです♡
私のことも覚えて下さっていて、
気さくに話しかけて下さるのが、
また嬉しいのでした(*^^*)
それでは!最近読んだ本を。
☆「恋のゴンドラ」 東野圭吾さん (実業之日本社)
「手紙」や「白夜行」の頃はよく読んでいた東野さんですが、
ここ十年ほどでしょうか、ほとんど手に取っておらず、
久しぶりの東野節との再会でした。
各登場人物の心理や人間模様を軽快に描き出し、
以前と同じく、ページをめくる手が止まりません。
何より東野さんの「スノボ愛」を、改めてひしひしと感じました(笑)
☆「春にして君を離れ」
アガサ・クリスティー/中村妙子訳 (早川書房)
雑誌連載の「鴻上尚史のほがらか人生相談」で、
「親友に突然絶交されてしまった」という悩みに対し、
鴻上さんが「読んでみてください」とお勧めしていた本です。
これまた先を読みたい気持ちがはやり、一日で読み切りました。
鴻上さんは、人が持つ「無意識の優越感」の参考として
この本を挙げています。
ほとんどは、主人公女性の思考をなぞるだけの内容でありながら、
共感や疑惑、推理や同情などの感情がどんどん引き出され、
「もしかして自分も、人からこう思われている?」
と負の感情を感じさせつつも、
最後は軽快な余韻を残すクリスティさんっ。巨匠!!
どちらも大変面白かったです♪