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LGBTとは?【LGBT・ドラァグクイーン豆知識】

2019.11.21 13:54


LGBTという言葉を一度は目にしたり耳にしたりしたことがあると思います。

どのようなものか説明できますか?


LGBTやセクシュアルマイノリティについての基本的な知識をご紹介させていただきます。

知らない方も、すでに知っている方も今一度確認してみてください♪

LGBTとは?

一般的にも浸透してきているLGBTという言葉ですが、Lesbian(レズビアン)・Gay(ゲイ)・Bisexual(バイセクシュアル)・Transgender(トランスジェンダー)の頭文字をとってLGBTと総称されているセクシュアルマイノリティの分類の1つです。


セクシュアルマイノリティの種類は多種多様で4つだけには分類できませんが、わかりやすくLGBTと代表的なものがあげられているのではないでしょうか。


レズビアン(女性同性愛者)

身体と心の性別が女性で、性的指向も女性である人のこと。


ゲイ(男性同性愛者)

身体と心の性別が男性で、性的指向も男性である人のこと。


バイセクシュアル(両性愛者)

身体と心の性は問わず、性的指向が両性である人のこと。


トランスジェンダー(性自認不一致者)

身体の性と心の性が一致しない人のこと。

※性同一性障害と同じだと思われがちですが、トランスジェンダーとは異なります。


性はグラデーション?


セクシュアルマイノリティはLGBTの4種類だけではなく、産まれたときの身体の性だけではなく、心の性など様々な要因が組み合わさりながら、その人の性になっています。

中には、自分自身の性がわからないというセクシュアルも存在しています。


グラデーションと言われるように、セクシュアルマイノリティには4つの要素があると言われています。


生物学的な性(身体の性)

遺伝子情報や染色体から判断される生物学的観点から、出生のときに定められる戸籍での性になります。

男性・女性、中性の3種類に分類されます。

※中性とは、インターセックス(性分化疾患)という、生殖器が未完成のままや、成育していくうちに体内に戸籍の性と異なった生殖器が発達した場合の人のこと。


自認している性(心の性)

生物学的な性には関係なく、男性・女性・男女のどちらでもない・わからない・どちらでもない、と自分自身の性をどう認識しているかということ。


性的指向の自認(好きになる性)

どのような性を好きになるかということ。

簡単にいうと、誰を好きになるか。

恋愛対象として好きになることと性的対象として好きになることは別で、恋愛感情を抱くけど性的感情は抱かないノンセクシュアルや、誰も恋愛対象にならないアセクシュアルなど、様々なセクシュアルが存在しています。


社会的な性(性表現)

これまでの3つのように身体的な面や心ではなく、社会的な性とは自分の性をどう表現するかということになります。

服装や言葉づかい・仕草など、生物学的な性とは関係なく、自分がどのように振る舞いたいか。

簡単そうですが、学生の制服などいろいろな面でまだ自由にはできないことも多いのではないでしょうか。


トランスジェンダーと性同一性障害の違いは?


トランスジェンダーとは、性自認不一致者。

身体の性と心の性が一致していない人のことですが、性同一性障害と混同されることがあります。


性同一性障害は、トランスジェンダーと同じように身体の性と心の性が一致していないのですが、大きく異なっているのが、一致していないことに対して違和感や嫌悪感が大きく、ときには身体と心を一致させたいと適合を願います。

そのようなことから、性同一性障害は医学的な疾患名として用いられています。


LGBTのTでトランスジェンダーが入っていますが、性的自認を表すLGBと、性自認を表すTは本来混同されるものではないのかもしれません。

トランスジェンダーの方の中には、LGBTと呼ばれるのも好まない方も居ます。


性自認と異なっていることに違和感や嫌悪感を持って居なかった方が、後に気持ちの変化が起こり性別適合手術を受ける方もいます。


セクシュアルマイノリティの種類


LGBTという名前が世間に普及してきていますが、セクシュアルマイノリティの種類は4つだけではなく、人の数だけ存在しているのではないでしょうか。

それほど細かく分かれているため複雑になっています。


日本では、性別欄には「男性・女性」の表記が一般的になっており、たまに「答えたくない」という選択肢がある程度ですが、海外では多種多様な選択肢がある場合もあります。


では、どのようなセクシュアルマイノリティの種類があるのでしょう。

全てではないかもしれませんが、わかる範囲で解説していきたいと思います。


レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーについては、上記を参照してください。


男性間性交渉者(MSM)

ゲイやバイセクシュアルにかかわらず、その他の男性と性行為を行う男性で、性的指向がストレートな人も含まれます。


女性間性交渉者(WSW)

レズビアンやバイセクシュアルにかかわらず、その他の女性と性行為を行う男性で、性的指向がストレートな人も含まれます。


Xジェンダー

生物学的には男性・女性として生まれてきたが、どちらであるとも思っていない人たちのこと。

中性・両性・不安性・無性など。


インターセクシュアル

身体的に男性と女性の両方の染色体・生殖器官・性器・性ホルモンなど特徴を持っていたり、どちらか分類できない人たちのこと。


クエスチョニング

自分自身のセクシュアルを意図的に決めていない状態や、悩んでいる人たちのこと。


アセクシュアル

異性・同性問わず、恋愛感情も性的欲求も抱かないこと。


グレーセクシュアル

アセクシュアルのときもあるけど、ときには恋愛感情や性的欲求抱いたりする流動的な状態のセクシュアリティ。


ノンセクシュアル

性的欲求は抱かないが、恋愛感情は抱くというセクシュアリティ。

アセクシュアルの一種として考えられることもあります。


デミセクシュアル

強い絆で結ばれている人にのみ、性的欲求を抱くセクシュアリティ。


デミロマンティック

強い絆で結ばれている人にのみ、恋愛感情を抱くけど性的欲求は抱かないセクシュアリティ。


ポリアモリー

恋愛関係を結ぶ全員の合意を得たうえで、複数の人と恋愛関係を結ぶスタイルをしている人たちのこと。

特徴的なのは、愛する人やパートナーに嘘をつかず合意を得ている点です。

一度きりの身体の関係ではなく持続的に感情の繋がりを持つ・所有しない・婚姻制度にとらわれないなどがポイントとなります。


ホモロマンティック

性的指向は無いけど、恋愛的指向(恋愛感情)が同性に抱いている人たちのこと。


バイロマンティック

性的指向は無いけど、恋愛的指向が男性・女性の両方に抱く人たちのこと。


パンロマンティック

男性や女性だけでなく、どちらの性とも自認していない人も含め全ての人に恋愛的指向が抱く人たちのこと。


アロマンティック

恋愛感情を抱くことができない人たちのこと。

性的には惹かれるけども、恋愛的指向を持つことがない人も含まれます。


スコリオセクシュアル

シスジェンダー以外にしか、性的指向を抱かないセクシュアリティ。


アブロセクシュアル

性的指向が流動的だったり、変化したりするセクシュアリティ。

その日の気分によって変化する人もいます。


トランスヴェスタイト

身体的性と性自認が一致しているのですが、それと異なる性表現(自身が望む性のふるまい方)をするセクシュアリティ。 

狭義のトランスジェンダー・トランスセクシュアル・トランスヴェスタイトを含めて、広義のトランスジェンダーと呼ばれています。


このように多種多様な種類があります。

複雑に入り交じっているため、上記だけではなくまだたくさんあると思います。



執筆:スタッフすず