「作りたい!」が原動力。PIVOTが誇るスキルと思考の筋トレ集団 iクラとは?!
楽しむことが、最高のユーザー体験の提供への近道
こんにちは、PIVOTのPR、大場です。今日はPIVOTが誇るIoT技術研究集団「iクラフト」を紹介します。
PIVOTには受託&自社開発を行うほかに、研究活動という2足の草鞋を履く社内チーム「 iクラ(アイクラ)」があります。2015年にIoT研究の、IoT部という名で活動をスタート。2017年からは活動に更なる多様性を持たせるべく、IoTで何かを作る=i・クラフト、ということで「iクラフト/通称iクラ」にチーム名を一新。iクラの“i”には…愛やEye、I’m(私)の意味も込められています。
更にメンバーもエンジニア&デザイナーが加わりパワーアップ、精力的な活動を行っています。設立のきっかけはIoTを軸にweb/アプリ以外でのサービス体験のあり方を追究し、人々をちょっとワクワクさせるプロダクトを創り出したいというクリエイターならではの探求心でした。4年目に突入した今、活動意義は個々の探究心の域を越え、PIVOTの理念にもある“社会を今よりちょっと良くするプロダクト開発”という視点に昇華。身近なところの課題発見と解決をプロダクト開発を通して実践、社会をちょっと良くする集団として皆から一目置かれる存在になりました。
社外の方にも、彼らの活動をもっと知ってもらえたら…という思いを込めてこのブログを書いています。
ユーザーを身近に感じるために
「ユーザーの最高体験」を目標に掲げるPIVOTにとって、ユーザーを身近に感じることはとても重要なことです。しかし、通常はBtoBtoCの形で事業を展開しているため、エンドユーザーは物理的に少々遠い存在です。自分たちが開発したものが実際どのように使われ、ユーザーにどのような変化をもたらせたのかを知るためには、自らがその場に出向いていくことが必要不可欠です。クライアント様のビジネス成長に貢献できるビジネスパートナーであり続けるためには、制作を担う我々自身が常に探求心を持ち、エンドユーザーを身近に感じられるような取り組み、そして研究・開発のスキル向上は欠かせません。それらの実現のために、率先して取り組みを行っているのがiクラです。プロダクト開発から発信までを自らで行い、ユーザーの反応を直接受け取ることで社会との接点をつくることを意図的に実践しています。
さて、そんなiクラのメンバーを紹介!
<iクラメンバー紹介(下の写真左から)>
ジーくん:アプリエンジニア。ベトナムと日本をつなぐ架け橋。男気が溢れ気味。
ほーちゃん:ディレクタ。イラストが得意な“超”ほんわか部長。PIVOT永遠の妹キャラ。
マッチさん:アプリエンジニア。親戚の頼れるお兄さん的存在。マッチさん、マッチさん!とみんなに慕われる存在。
赤桐くん:インタラクションエンジニア。VJという裏の顔も持つ。超謙虚で優しい。
戸田ちゃん:デザイナー。しっかり者のお姉さん。でもたまにうっかり。
あえてメンバーの職種・所属組織を横断的な編成にすることで、発想の起点もそれぞれの立場から幅広く出し合うことができるようにしました。そして、その活動を全社的にオープンにシェアしながら行うことで、新たなコミュニケーションポイントを生み出す機会につながっています。“デザイン×エンジニアリング”をスローガンとし、案件に応じた臨機応変なチーム編成と連携が強みのPIVOTにとって、より自然体で円滑なコミュニケーションをもたらすiクラの影響はとてもプラスな作用となっています。
iクラのモットー「楽しみながら」
とはいえ、本業のプロジェクトとの両立は至難の業なのもまた事実。モチベーションを維持し活動を継続していくためには、揺るぎない思考の軸が必要です。iクラの場合は、「自分たちが楽しんている」かどうかということを活動する上でのモットーとしています。それらを体現するために、次の3点を大切にしています。
・プロダクト開発~発信まで自分たちでやってみる「挑戦を楽しむ」
・発想の起点は日常的でささやかな課題やあったらいいな、を見つける 「気づきを楽しむ」
・個々の中にある面白いアイデアや技術をコミュニケーションでつなぐ「創造を楽しむ」
iクラはこんなものを実際作りました
さてさて。ここで、iクラ制作のプロダクトを紹介しましょう。
●事例その1:デスクにいながらトイレの空き状況丸わかりセンサー
●事例その2:社長ハンコ円滑にGET!社長着席センサー
(勤怠管理の提出のため毎月末になると各自で社長のハンコをゲットする必要があるのです!アナログですね…笑) 社長の在席をセンサーがお知らせしてくれます。写真は試作品で試される社長の様子…(笑)
地味だけど助かる…まさに日常のささやかな課題やあったらいいな、に注目しているからこそのプロダクト開発です。
事例その3:ChaaaGe
開発したプロダクトを世に初お披露目したのがこちらの事例。初めてのコンテスト出場となった、乾電池型通信デバイス「MaBeee(マビー)」を使った開発コンテスト。「MaBeee祭」で、見事審査員賞「鷹木創賞」を獲得! 作品の技術力の高さや完成度の高さだけでなく、発想の面白さ、作品の面白さなども審査ポイントであったこのコンテストはiクラと相性が良かったのかも。
このコンテストがきっかけで誕生したキャラクター「チャージくん」。
制限時間内にスマホを振るとチャージくんにエネルギーが貯まっていき、そのエネルギーで一気に激走するという設定。単純な仕組みであるからこそ、単体でも複合体でもいろんな使い方の可能性があると考え開発を決定。このコンテスト出展を通して得た一番の収穫は、ChaaaGeを体験してくださったたくさんの方から直接声をかけてもらったり、楽しく遊ぶ姿を間近で見ることができたこと!
ちなみにこのチャージくん、PIVOTのお膝元・キラー通り商店会のお祭りでも大好評!
企業とのコラボレーションに発展! iクラへのお声掛けが増えました
事例その4:kabemado
iクラの活動を知った、内装空間の提案企画などを行う帝国器材株式会社様から、コラボレーションのお声がけを頂き開発中なのは、その名も「kabemado」。
センサーで二酸化炭素濃度を感知し、濃度を色で表現して換気を促す仕組み。学校の教室や会議室などの空間を快適に保つサポートをします。デザインもとってもかわいい!(まだまだ進化中なので、また後日談もお伝えしたいと思っています。)
IoTをもっと身近に
研究開発以外にも、IoTを使って課題解決を考えるアイディエ―ションなども行っています。グループ会社内で行われているスクールプログラムにも講師として登壇し、「IoTを身近に感じてもらう」ワークショップを提供しました。
私も参加してきましたが、さすが我らの赤桐くん! とてもわかりやすく身近にあるIoTを解説してくれました。グループワーク部分では、「距離センサー」を事例にして、実際にセンサーを取り付けてみて、どのように反応するかを実験。IoTとかセンサーとか、日頃はあまり意識をしたことがない参加者がほとんどでしたが、体験を通して、ワイワイと楽しく技術やアイデアを一緒に考えることで、身近に感じることができる内容でした。
作り手が楽しめることが、最高のユーザー体験の提供への近道
研究活動はスキルや思考の筋トレみたいなもの。継続してチャレンジし続けることで、必ず本業のプロジェクトにも生きてくる基礎力を上げられる。楽しみながら基礎力を上げているiクラだからこそ、こうした広がりが生まれていると思います。そして、「自分たちのアイデアが技術と融合して具現化・可視化され発信されること」は外ならぬ自分たちのモチベーション繋がってくる、ということが徐々に社内にも広がっています。これは私の個人的な見解ですが、楽しむことって「自分ごと化」する最大の近道だな~、とiクラを見ていて思うのです。仕事は楽しい事ばかりではないけれど、そこに少しでも自分自身が楽しめる”エッセンス”を入れるか否か…。どんなに優れたアイデアも最新の技術も、作る側がどれだけ「自分ごと化」できているかで大きく精度が変わってくるような気がします。
そんな風に生み出したものがどう社会に影響を与えるのか、自分の目で見届けることの重要性を教えてくれるiクラから、ますます目が離せません!
おまけ
そんなiクラの最新作は…
共有スペースの使用状況をお知らせするチャージくんのお知らせボード!なんと手動です(笑)共有スペースながらも一見での使用状況が分かりにくい!との声が続出していたため、まずはサクッと課題解決!このフットワークの軽さはさすが…!
「ゆくゆくはセンサー連動して自席でさっと確認できるといいなあ…」と、iクラ一同。