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KAMI NO MEGUMI

紙ノ道ノ上デ

2019.04.18 15:00


"一歩"

このご案内状を投函させて頂きましてから13年。

皆様のおかげさまで、ここまで紙のめぐみを続けて来られることができました。

たくさんのあたたかいお心と、お力添えを頂戴いたしました。

深く御礼申し上げます。

ありがとうございます。


直さんの紙たちは、昨日の黄昏れの中に在り、

直さんの紙たちは、過ぎゆく日々の、今、を生きて、

直さんの紙たちは、迎え来る明日に、光に、向かっています。

紙のめぐみという小さな店は、右も左も分からずとも、紙の声を頼りに、その声の聞こえるままに歩いてきました。

14年目の春、「紙のめぐみの仕事がしたい」

そう言って下さる人がはじめて現れました。

紙の声は私に伝えました。

"また 一歩"

これよりまた一歩、踏み出す力を紙たちは与えてくれたように思います。

ひとつの目からふたつの目へ。

紙を見つめる目が、紙をお伝えする目が、ひとつ増えました。

新しい目を持って、どんな風に、紙の風景は見えるだろう。


この紙たちを気持ち良くお渡しする事が出来ますよう、新たなる思いを胸に歩いて参ります。


皆様、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。



紙のめぐみ

小川原めぐみ