フィリピンに広がるデッドモール(dead mall)の兆し。
アメリカや日本では既に現実化しているデッドモール(dead mall)(廃墟化したモール)日本の例で言えば守山市の琵琶湖畔エリアに商業施設のピエリ守山(最近復興の兆しがある)とかパワードーム半田、ガーデンモール印西、最近ではイオンモール名古屋も既に過疎化が進んでいる。モールという発想はフィリピンではアメリカの影響を受けているので、かなり早く(1980年代)から作られている。マニラのハリソンプラザやグリーンヒルのグリーンヒルズショッピングセンター、マカチィ・シネマスクエア・デビソリアモールなどがあるが、その後SMやアヤラそしてフィルインベストがモールを作り始めた。最近ではロビンソン・メガワールドやアラネタも作り始めているので、何処へ行ってもモール・モールである。しかし1980年台にはパラニャーケ、ラスピニアス、ブラカンなどに模倣して作られたモールは既に廃墟となっている。フィリピンは中を歩く人の数は多いいが、10分の1の人しか飲食や購買をしない(出来ない)のが現実で、人が沢山いるから儲かると言うものではない。ただエアコンにあたりに来ている人の方が多いので、10分の1の人しかそこには居ないとして計算をしなくてはならない。しかしその10分の1の人も、こうモールが出来ると分散し、今は20分の1の人が、飲食・購買が出来ると言って良いと思われる。
しかし、しかしこの膨大な冷房費その他は、モールの賃貸価格を押し上げる。坪単価の賃貸料が8000円+10%の売上から引かれる。その上店舗造作費用がダクトやモールの要求から、一般造作の2倍はかかる。こんなコストをかけて儲かる店は10%に満たない。しかし10%の店だけではモールは皮肉にも維持できない。
そこに先日話した貸出金利の上昇で、家やその他不動産担保での資金繰りはあっという間に底をつくと予想される。例えば、いい気になって3つのモールに3店舗あるが、2店舗を撤収すろ。いや全部撤収する店舗が、多分この半年で増大するであろう。外資もそんなに馬鹿ではない。私は見てる人。やって無くて良かった。😂