義母の介護から開放された途端に妻の金遣いが荒くなった!
60歳からの家計簿
【転載開始】
■義母の介護から開放された途端に
妻の金遣いが荒くなった
公開日:2019/04/18
【E家の現状】
夫(65歳)は63歳のとき退職し、
年金暮らし。 妻(64歳)は専業主婦。
息子はすでに独立。
3年前まで妻は自宅で夫の母を介護し、
みとった。
「妻がお金を使い過ぎる。これからの
生活が心配だ」
こう相談に来たEさん。
3年前まで妻は、夫の母の介護で忙しく
していました。
が、義母が他界して時間ができると、
「今やらなくちゃ」と言わんばかりに
複数の習い事を始めます。
外食や飲み会も増え、交通費もかかる
ようになりました。
それまでは妻から
「あなたは自由があっていいわね」と
言われていたのに、立場が逆転した
ような暮らしぶり。
自宅の介護でのストレスから解放され、
気が緩んだのかもしれません。
毎月の赤字は約8万円になり、
年間で96万円も貯蓄から取り崩さな
ければなりません。
貯蓄が底をつくまで25年ある計算です
が、どちらかが大病をしたり、介護生活
に陥るなど突然の出費がかさめば、家計
はピンチに陥る可能性があります。
改めて、問題点を整理してみましょう。
①妻が今までの我慢を発散するかの
ように複数の習い事を楽しんでいる
②習い事で交友関係が広がり、ランチ
や飲み会、旅行などの支出が増大
③外出により、電車、タクシー利用で
交通費が膨らんでいる
よく見ると全てが関連している支出
です。
習い事をセーブできると、全体的に
支出を下げることができるでしょう。
発端は妻の習い事。彼女が不満を
残さずに、納得して減らせるように
運ばなくてはなりません。
単に「英会話をやめろ」
「社交ダンスをやめろ」と言っても
妻は納得しないでしょう。
今回はまず、お金の使い方や習い事
について夫婦で話し合いをしていただ
きました。
その上で、家計から習い事費を出すこと
をやめました。
妻の小遣いを約2万円アップし、
その中で自分のやりたいことを考えて
習い事や交際費に使うように工夫しま
した。
妻も納得できたようで、快く応じてもら
えました。
交通費、交際費は最小限に抑える
ことができたため、トータルで
4万4000円の削減に成功。
年間の貯蓄取り崩しは43万円余りで、
半減する計算です。
妻も自由に使っていい小遣い枠が
増えたので、優先順位を考えながら
お金を使うようになりました。
奥さんが“暴走”してしまった一因 は、
夫が実母の介護を避けていたため、
夫婦で会話するという当たり前のことが
できていなかった点にあるのかもしれま
せん。
「もう少しコミュニケーションを
取っていれば……」と、Eさんは反省
しきりです。
定年後、年金生活を始めるにあたり、
夫婦でお金の話をすることは現役時代
以上にとても大切です。
家計の現状や問題点を2人で常に
共有することが、老後貧乏にならない
秘訣です。
(マイエフピー代表・横山光昭)
【転載終了】
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この記事の旦那さんのように、介護
をお嫁さんに任せきりという方が多い
と思います。
私の身近でも、そのような旦那さん
がほとんどです。
介護をしたことがない人は分からない
でしょうね。
結構、精神的なものが大きな負担に
なるのです。
介護で自身の時間が奪われますので、
介護が終わると反動があるのは当然で
あり、夫婦で協力しないといけません。
反動をなくすには、合間にストレス
解消の対策をとることでしょうかね。
この記事の旦那さんも、私とほぼ同年代
ですが、奥さんに対し、そのような配慮
が必要でしたね。
私達夫婦はお互いの親の介護を分担
していますので、介護疲れがたまったら、
両親に施設のショートステイに行って
もらい、二人で旅行をします。
昨年は、新婚旅行以来の3泊4日の京都
旅行に行きました。
二人のストレスも少しは解消できたよう
に思います。
4月29日に義母の老人ホームへの
入所が決まり、妻も精神的に少し楽に
なったようです。
義母も、娘が毎日入院先にきてくれる
ので、施設への入所も納得づくで了承
したようです。