続・ブレンドの無いコーヒー屋なんて
前回からの続き
コーヒーが飲みたくなってコーヒー屋さんに入ってみたら様々な国の様々な農園の名前が書いたラベルが貼ってある瓶がズラリ並んでいる・・・
え~どれにしようか・・・お店の看板ブレンドも置いてない
そんな時のために自分の好きなコーヒーの国名を一つ持っておくといい
僕の場合はエチオピア 大好きで焙煎も一番気を遣う豆だ
ところがエチオピアにもいろんな銘柄があるし、プロセスにもナチュラルやウォッシュドがある
もうそうなると、ただ美味しいホットコーヒーが飲みたいだけでお店に入ったコーヒーラバーは意気消沈・・・(もしくは嬉しくなってテンション上がるかも)
そんなお客様にも優しいのがブレンドの存在なのかもしれません
つまりブレンドは、作る側の独創性も楽しめるが、どちらかといえばお客様の要望に寄り添うカタチのコーヒーになるのかな
クリスマスやバレンタインなど季節ものは特にそういった指向にあると思う
ところがだ(いよいよ本題、クライマックス!)
ブレンドの無い(ブレンドを作らない)コーヒー屋さんは、そういう惑いがないから全くもってブレない
とにかく自分の舌の記憶と嗜好と知識に従って、お客様に飲んでいただきたい美味しいコーヒー豆のラインナップを揃える事につき進めるのだ
自分の知る限りのコーヒー屋さんを思い浮かべると、ブレンドを作ってないコーヒー屋さんはどことなく孤高で、お客様に過度に寄り添わず良い距離を保ちながら、自分の好きなやり方を変えずに(全くブレもなく)お店を経営している人が多い気がする・・・
僕のコーヒーの師である「珈琲けやき」にもブレンドは無い
マスターのそのブレないスタイルはいつまで経ってもカッコいい!んだこれがまた
つまりのところ
どちらがどうとかの正解は無く
お客様にとっての選択肢が増えることは良いことで
それぞれがプライドを持ってやってることに誰かが口出しできるわけがない
まったく、ブレンドの無いコーヒー屋なんて・・・
ブレンド好きな僕にはあり得ないという話(笑)