1歳6ヶ月/75w週のメンタルリープ10とは
2019.04.19 05:03
出産予定日から数えて 75 週頃 (生後 18 カ月近く) に、第 10 リープ「体系の世界への入口」がやってきます。それがきっかけで以前のように自分の中の原則をかたくなに守るのではなく、それを周りの環境に合わせ始めます。また状況によって態度を選んだり、加減することを覚えます。どのくらい正直になるか、用心するか、良い子になるか、我慢するか、またはその真逆の態度をとるかを、そのつど判断するわけです。さらには自分の価値観と社会的な原則を体系化していくことで、善悪を判断する力が芽生えます。
ここでいう体系は、個々に動く独立したパーツが組み合わさることで全体として一つの機能をなしている物事です。たとえばゼンマイ式の時計、電気回路、人間の筋肉などがそうです。少し抽象的になりますが、家族や部活、警察署、協会なども人が集まってできた組織という体系です。また社会や文化、そして法律も一つの体系です。
子どもにとって日常生活の中で最も気づきの多い物事の体系が、実は、自分自身なのです。そのため第 10 リープに入ると自我 (自分という者の体系) の発達が始まります。またママとパパをしっかりと区別できるようになります。一人称 (自分) を指す言葉と二人称 (相手) を指す言葉を使い始めます。自分が家族の一員であることも自覚します。そのため自分の家族とお友達の家族や、自分の家とご近所の家を区別できるようになります。
この第 10 リープでは、そのような物事の体系を理解して活用する知能が芽生えます。そのため通称「体系の世界への入口」と呼ばれています。このリープの第一フェーズ (ぐずり期) は出産予定日から数えて 71 週頃に始まります。