なぜバッテリーを交換する必要があったのか?ホントの理由。
交換だけでは終わらない整備
バイクの整備または部品交換を実施するときはお客様の依頼があり、その依頼をもとに部品交換を実施していきます。しかし、依頼のまま整備が終わることはマレ。問題はなぜ部品交換が発生したか?部品交換を実施することになった本当の原因って?これが突き止めないと同じ部品交換が発生することがあります。
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。
「なぜバッテリーを交換する必要があったのか?ホントの理由」という題でお話を進めていきます。今回はバッテリーを例にしてみました。なんでバッテリーがダメになり、交換することとなったか?交換するにはその前に原因となったことが存在するんです。その原因を突き止めないと再発してしまうということ。
部品交換が発生するとときは主に2つ。
✓お客様の依頼により予防措置を兼ねての部品交換
✓バイクの調子が悪く、部品交換。
前者の場合はバイクの調子が悪くなっている訳でなく、あくまでも予防措置であり故障を未然に防ぐというもの。しかも交換したことにより不測の故障の場合、交換履歴により診断箇所の確認が減ります。
今回のお話は後者の場合です。
例えば・・・バッテリー交換
バッテリーが上がってしまい、バッテリー交換の依頼がお客様よりあります。この時、ただバッテリー交換だけするのは正直だれでもできます。問題はなぜバッテリーが上がってしまったか?ということなんです。
バッテリーが上がった理由は・・・
✓経年劣化によりバッテリーが寿命を迎えた場合
✓最近何度もキーをoffにするのを忘れてバッテリーに負荷を与えていた場合
✓バッテリーが粗悪品という場合(海外のお値打なヤツね)
✓そもそもバイク本体で発電が弱って充電をしていない場合
✓電源ユニットの使用しすぎで電圧が足りてなかった場合
✓アイドル回転数の低下で上がる要素を作っていた場合
ちょっと思いつくことを書いただけで6つも交換するホントの理由がでてきます。
例えばバッテリーを交換したけど、すぐにバッテリーが上がってしまった・・・調べに調べてみると、バイク本体のジェネレータが焼付いていて発電能力が弱っていた・・・ということもあります。つまりバイク乗りのお客様から受けた整備依頼のまま整備をしていては本来の隠れた主原因がでてこないので同じ事案でまたバイクの調子が悪いということが起きるときがあるんです。
だからこそ、僕は整備の際に根掘り葉掘りお客様とお話します。
いつから調子が悪くなってきたのか?
どのような状況でそれがでているか?
最近のバイクの使用状況は?・・・
とりあえず情報を沢山集めて分析してそこから今までの何万件の整備記録から整
備の方針をたてて・・・
まぁこれをサボってしまうとまた再発してしまうのでね。原因を突き止め、再発防止の布石を・・・バイク屋さんのお仕事って地味です(笑)
カワサキプラザ桑名 (株式会社今西マシーンテクノ)
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