記事の質も執筆スピードも上がって、もっと伝わるライティング術! AIDMAを意識しよう~第3期 広報・PRプランナー&PRライター養成講座 第3回レポート~
文章を書くときに伝えたいことがたくさんありすぎて、どうやって記事にまとめたらいいのか悩むことってありませんか?
今回は、第3回目の講座内容をPRライターのEri Inoueがレポート。
私の場合、はじめて記事をつくるときに伝えたいことが多すぎて文字数がとてもオーバーしてしまいました。
しかし、要素が多すぎると読者には伝わりません。基本的なことですが、「誰に」向けて書いている文章で「何を」伝えたいのかをはっきりさせることで読みやすい文章づくりはできるということを学びました!
AIDMAを意識した記事を書くことでターゲットに読んでもらえる文章がつくれる
AIDMAという言葉は聞いたことありますでしょうか?AIDMAとは人が商品を認知してから購買に至るまでを表す行動プロセスのことを示すマーケティング用語です。
Attention「気づいてもらう」、Interest「興味をもつ」、Desire「ほしい/やりたい」、Memory「覚える」、Action「行動」という順番で、人は行動を起こすということでした。
講師のかみむらゆいさんが言うには、「記事を書くときによくあるのが起承転結で展開することなのですが、これでは読者に届かない場合もあります」とのこと。
記事を書くときは、その記事の読者がどういう順番で興味をもつのかを考え、それを意識して書くことがポイントです。AIDMAを意識して記事を書くことで自分が伝えたいことを読者に読んでもらうための工夫ができます。
具体的に、どんなことから伝えるとよいのかをご紹介します。
ターゲットを考えたタイトルとアイキャッチで届けたい人に見つけてもらおう!
まず読者に記事を読んでもらうために重要なのは最初に目に入るタイトルとアイキャッチです。アイキャッチとは記事一覧ページやシェアされたときに表示されるメイン画像のことです。
タイトルと画像だけで届けたい人に「自分のための記事だ!」と思ってもらうことでようやく中身を読んでもらうことができます。
タイトルを読むだけで記事を読んだ読者にどういう変化やメリットがあるのかが伝わることが大切です。
たとえば第1回目の講座レポートのタイトル「なぜPRパーソンが求められているの?PRのスキルがあれば確実にキャリアアップできる理由」では、PRが人気職であることが伝わり、かつPRスキルを身につけることでキャリアアップできるのかもしれないと思ってもらえるようなタイトルにしています。
またアイキャッチも、どんな人に来てほしいかをイメージして設定しましょう。たとえば、PR講座の受講生を募集した告知文では、自由を謳歌している女性の写真を使用しています。
この講座は、自由な働き方をしたい女性に受けてほしいものだったので、それがイメージできるような画像にしたそうです。
男女どちらでも申込み可能な講座でしたが、応募者は9割が女性。画像1つにしてもターゲットに届くように考えて設定することでその人に確実に届けられることを知りました。
読者が内容を読んだらどうなるのか結論を書く見出しで想いを伝えよう
本文で伝える順番はターゲットによって異なります。たとえばターゲットがマスメディアの方なら世の中の時流から伝えたり、採用記事の場合は会社の実績から伝えるなど、工夫が必要です。
本文に書くべき要素(時流・実績・歴史・概要などなど)を洗い出し、読むであろう相手が興味を持てる順番を考えて、届きやすい流れで本文を作成しましょう。
さらにポイントとなるのが見出しです。見出しづくりのポイントは見出し内を読めば何を得られるのかが、具体的に読者に伝わるように書くことです。
たとえば、以前の記事で私が最初につけた見出しが「質の高い記事をつくるために、なぜターゲット設定が必要なのか?」でした。
この見出しを編集段階で「ターゲット設定をしっかりすることでGoogleにも評価されやすい」としてもらったことで、より内容が伝わる見出しになりました。
1番大事なのは届けたい人に届けること、そして記事を読んでどうなってほしいのか?を想定して、そうなってもらうことです。その目的を忘れてはいけないなと感じました。
第3回目の講座を終えて
今回の講座の内容は本格的に記事の書くときのポイントを学び、今まで書いていた記事でわからなかったことをより理解することができました。
とくに私は見出しと構成を考えるのが苦手で記事を書きあげるまでに何度も考え直していましたが、構成の組み立て方、見出しの書き方を知り、実践したことで、記事が出来上がるまでにかかった作業時間が1時間ほど短縮されました。それは何度も書き直す時間がほとんどなくなったからだと思います。
まずはこの記事を参考に、書き方を工夫してみてください。実践することで問題点やコツの使い方がわかると思います!
(執筆:PRライター Eri Inoue)