【制作物紹介】1日1エフェクト~第1週~
5回目の制作物紹介です。
先週位から1日1エフェクトと称して毎日何かしらのエフェクトを作ることを決めて主にTwitterにて作ったものを公開させていただいてます。それらのエフェクトを1週間ごとに簡単な紹介を追記して紹介させていただきたいと思います。また、テクスチャやUnityアセットなど自作したものではないものについてもこの場にて紹介させていただきます。
始めにそれぞれのエフェクト内で登場しているキャラクターモデルは後述する技術書内で扱われていた"Animated Knight and Slime Monster"を利用させていただきました。残念ながらこの記事の編集時点でUnity Asset Storeでの取り扱いがありませんでしたのでリンクは省略させていただきます。
1日目:王の財宝~ゲート・オブ・バビロン~
こちらはFateシリーズに登場するキャラクターであるギルガメッシュの技を再現させていただいたものになります。AfterEffectsにて波紋用のテクスチャを作成しUnityのParticleSystemで実装しました。
私の行動力の源になるものに「ゲームやアニメの技をやってみたい」というものがありそれに従った結果ともいえます(笑)。
使用したテクスチャはこちらです
2日目:氷属性魔法
これは氷のテクスチャ制作にPhotoshopを用いて、地面から突き出る氷のモデルはBlenderにて以前作成したクリスタルのモデルを改変して制作しました。ただ単に氷を出現させるだけではなく冷気を吸収するエフェクトや氷の出現に合わせて氷の粒子のようなものを出現させることでよりエフェクト全体に動きを持たせました。
氷のテクスチャはこちらです
3日目:闇魔法詠唱
第1週で一番気に入っている作品でUnity2018.3からの機能であるParticleSystemForceFieldを使ってパーティクルに対しある一点に集まるような効果をかけています。湧き出る魔力をイメージした紫のもやはAnimationを使い魔法陣の周りをまわるようにしました。もやのほかにもキラキラとしたパーティクルを織り交ぜることで魔力っぽさを表現しています。
星のようなパーティクルのテクスチャはPhotoshopにて自作したものを使用しています。
このエフェクトにて使わせていただいている魔法陣ともやのテクスチャは翔泳社より出版されている「Unityゲームエフェクト入門」(ktk.kumamoto 著)にて使われているものを使用させていただきました。
4日目:魔法陣アニメーション
これはAfterEffectsを使ったアニメーションの勉強を兼ねて作成したものです。以下のサイトを参考にして制作しました。
AfterEffectsは使用し始めてから日が浅くまだまだ機能を知れていませんでしたがこのエフェクトの作成を通じていくつかの効果的なエフェクトの使用法を学ぶことができました。
魔法陣の淵の部分は自作し、内部の六芒星はAfterEffectsの機能で作成しました。
5日目:錬金術(壁生成)
こちらは友人に何か見てみたいエフェクトはないかと尋ねたところ「鋼の錬金術師の地面から壁が出てくるものが見たい!」と言われて作ったものになります。2日目に作成した氷のテクスチャの色を変えて石のような見た目にしてそのテクスチャからPhotoshopの機能でノーマルマップを作成し飛びだす壁を表現しています。UnityのParticleSystemで作成したものでSize Over LifetimeやStart Rotationの項目の設定で出現する壁それぞれにばらつきを持たせました。また、こちらで使っている魔法陣は4日目に作成したものを書きだして利用しています。(真ん中が少し寂しかったので円を挿入しました)
6日目:風魔法
闇魔法の次に気に入っているエフェクトです。風本体のほかに巻き上がる土埃などを作成してファンタジー世界の魔法を表現しています。風本体にはBlenderにて自作したメッシュを利用しています。
また、テクスチャについても自作したものを使用しています。
風テクスチャがこちら↓
本体用モデルがこちら↓
7日目:闇魔法詠唱(Ver. VR)
3日目に作った闇魔法詠唱をVRで試してみました。Particleが集まる点を杖の先に設定することで杖を動かすとそれに応じて集まる場所も変わります。VR内で実際に杖の周りに魔力が集まってきていると自分が実際に魔法が使えるようになった気分になれて作り終わって実際やってみて非常に楽しかったです。
以上が第1週の作品の紹介になります。
まだまだ勉強段階で粗削りなものもありますがこの活動を習慣化したことで短い時間でもエフェクト制作に携わることができ技術的な成長が身をもって感じることができています。
また、制作にあたり参考にさせていただいたサイト様、本の著者の方にはこの場を通じてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
また、そのほかにも作ったエフェクトをTwitterモーメントにまとめてありますのでそちらもよろしければご覧ください。