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一号館一○一教室

先生を尊敬しています。でも先生だって…

2019.04.20 10:46

3月に6年生の子どもたちを卒業させ、それぞれがちがう道に進んだ。

4月からは5年生の担任になった。

いつも5・6年生の担任ばかりしているけれど、子どもが変われば同じような指導はできない。


3月までは個性豊かで面白い子どもたちだったけれど、次の子どもたちとは、どんな1年になるのだろう?

新年度は、子どもも保護者も、実は先生も同じ気持ちなのだ。



新しいクラスになって、3日目の昼休み。

ある女の子に手紙をもらった。


『先生のことは、尊敬しています。今までの先生とは違って厳しいし、ちゃんとダメなことはダメだって言ってくれるから。今までの先生は優しすぎてクラスの男子は言うこと聞かなかった…。でも先生に直してほしいことがあります。先生も自分で決めたクラスの約束守ってないですよね?先生も約束は守ってください。』


他にもいろいろ書かれていたけれど、こんな内容だ。



子どもは、よく大人を見ている。

大人が言っていることや、やっていることに筋が通っていなければ、子どもは言うことを聞かなくなるし、反抗的になる。

それが思春期だ。

世の中のことがいろいろ分かってきたからこそ、大人が嫌いになる。


私も中学生のころ、

『大人だって、約束破ってるじゃん!だから、私だっていいじゃん。』と言っていた。



もっともな話である。

尊敬される大人になるには、どうすればいいのだろう?

『先生だって…』

『大人だって悪いじゃん…』

これを言わせない大人になるのは、永遠のテーマではないだろうか。