【深川②】深川仲町
2019.04.20 15:29
町名:深川仲町
読み方:ふかがわなかちょう又はふかがわなかまち Fukagawa-Nakachō or Fukagawa-Nakamachi
区分:俗称
起立:江戸期
廃止:不明
冠称:「深川」
現町名:江東区富岡一丁目
概要:深川永代寺門前町の俗名。1655(明暦元)年、深川地区に花街が形成された。起源は富岡八幡宮門前にできた料理茶屋とのこと。1627(寛永4)年、富岡八幡宮創建。1652(承応元)年には周辺の土地も開発され、料理茶屋の開業が許可される。それが江戸屈指の岡場所として有名となる。深川の花街は富岡八幡宮周辺にとどまらず、岡場所は「深川七場所」と呼ばれ、仲町(永代寺南)、新地(福島橋西詰の正源寺辺り)、土橋(富岡八幡の南東辺り)、櫓下(門前仲町交差点北東付近)、裾継(赤札堂深川店辺り)、石場(黒船橋南詰、清澄通りと牡丹町通りの交差点辺り)、佃町(住吉神社付近。別称「あひる」(深川あひる町))にまで及んだ。中でもこの仲町は繁華を極めたという。詳細は深川永代寺門前町の後身である深川富岡門前町を参照のこと。「深川仲町」と呼ばれた範囲は、深川永代寺門前仲町(深川富岡門前仲町)の内ではない。『江戸町名里俗名集覧』の説明には「永代寺門前山本町の先」とある。
撮影場所:深川仲町