『見えぬけれどもあるんだよ』 2019.04.21 01:32 『令和の時代は、考えるよりも感じることが大事になる』昨日の照隅会のゲスト瀬戸龍介さん(音楽家)が語っていた言葉。自らありのままを大切にするということ。そして次回のゲスト高野登さん(人とホスピタリティ研究所 代表) が示された講演題は、『感性のスペックを進化させるには』。 分野は異なれども、神渡良平先生にご縁ある研ぎ澄まされたとても豊かな感性をお持ちのお二人が共通して挙げられる「感じる」ことの大事さ。 複雑さを増し、予期せぬ変化が日々起こるようになった現代では、安定の時代に合わせられたルールや正解では対応できない。 一見変化がなく静的に見える自然界は、実は動的な変化が常に起きている。地球環境、国内外、現代の人間社会はこの動的な変化にどんどんなっている。見えるものを見るのみでなく、見えないものをいかに感じられるか。もちろん考えることを否定するではなく、自分が感じたことの意味やタイミングなどを考えることは大切。賢き先人が言っていた言葉、「直感は過たない」が心に強く響く。感じたものをありのままに表現する。現代、問われるのはまさしくその人、その会社の「真善美」であり、これは決して偽ること、真似のできないもの。 「星とたんぽぽ」 金子みすず 青いお空のそこふかく、 海の小石のそのように 夜がくるまでしずんでる、 昼のお星はめにみえぬ。 見えぬけれどもあるんだよ、 見えぬものでもあるんだよ。 ちってすがれたたんぽぽの、 かわらのすきに、だァまって、 春のくるまでかくれてる、 つよいその根はめにみえぬ。 見えぬけれどもあるんだよ、 見えぬものでもあるんだよ。