北アルプス槍ヶ岳小槍
【日程】2018/07/14-07/15
【メンバー】タマキチ、ヌクヌク
【レポート】
小槍尾根行ってきました。私も気になっていたところへ、ヌクヌクから行きたいと申し出あり。急遽、週末に連休GET出来いそいそ準備に入る。全体像が掴めず、イメージしにくかったが、まぁ空身登攀なのでカム・捨て縄を持参すれば何とかなるだろう。
7/14一路新穂高を目指す。もう連休突入なので、駐車場・テン場に空きがあるかが心配。取り敢えず栃尾の駐車場にテント張って仮眠。
翌4時過ぎに起きてなんとか駐車できた。16:30には下山厳守とのこと。ここ最近のフル装備はGW以来。肩に食い込む重さよ。6時前には出発。テン場を確保するべくハイペースで歩く。9:30には槍平、ここからはヌクヌクにテントは任せ、マイペースで行く。ん~足がはかどらない。飛騨乗越からは地獄のザレ登りだった。そんでも13時には肩に到着、やはり満席。モチベーションだだ下がり。しばしコーラ飲んで大休止。槍への道も大渋滞、往復2~3時間らしい、モチだだ下がり。今日中に小槍登攀してしまう算段。重い腰を上げ、列に並ぶ、14:30。遅々として進まず待つこと1時間。小槍へのトラバースに着きガレを下る。大勢の視線が痛い、慎重になる。で、懸垂で30m下降。写真にある小槍だ!準備して16:30。ん~明日またこのガレを下るくらいなら今日やっちまうか!スピード重視で玉木リード。数mでピッチを切った、岩雪崩しそうな剥がれた岩が山積。もっと延ばすのが正解だった。で、ヌクヌクリード。被ってて剥がれそうで難儀してる。1p目の核心部だね、2pと勘違いしてた。でフォローで登り始めるが、左手のジャムが甘く、でも急ぎたくって足を上げる、岩が剥がれ振られてフォール。いかんイカン。丁寧に慎重にならねば。見上げれば小槍ピークはまだ先だ。でも時間との闘い。ここは登っても懸垂で降りるところ、で省略。曾孫槍への登攀は易しそう。 慎重にかつスピーディに玉木リード。これは快適カイテキ、面白れぇ。セカンドを迎え18時くらい。ここからクライムダウン、というより歩ける。孫槍へも快適そうだ。岩も硬くスタンスもカムも決まりそう。ロープワークの不慣れさにより、私が行かせて貰う。終了点まで延ばせそうだったが、ヌクヌクリード用にピッチを切る。孫槍ピーク裏側に支点があるとのこと、そこまで行け!だが悩むと言うから、悩んでる暇はねぇ、そこで切れ。数m登って孫槍もピークハント!ここは小屋から見えるとこだもん、未踏じゃ話になんない。7‐8m懸垂し、大槍へのクライマックス!もうハシゴやら一般道に登山者も山頂も見える。さすがに3000mと疲労で息があがる。60mで足りる情報だが、足りなきゃコンテで上がって来いと指示。日没はカウントダウン。で、大勢の視線を受け槍ヶ岳山頂GET!セカンドを迎え19時。疲労困憊で感動も写真撮影も無し。靴を履き替える時になって怪我してることに気付く。かなり出血した模様、左足首。渋滞もなく肩に到着。殺生まで下りなきゃなんない。ふーシンドイ。20時に着いてテント張って、そんでもビールだけは変わることなく美味かった。今日も14時間行動か、休憩ありとはいえヌクヌクは堪えたらしい。私も堪えたけど。明日はのんびりで良い。なので夕食も2度呑みもきっちりこなす。
翌5時前起床、今日も晴れそうだが風が強い。肩に登り返して氷結を飲む、昨日飲みたかったんだ!あとは痛い重い足を引きずりながら往路を戻る。13時過ぎに開放された。ホテルで入浴して帰路につく。ハンバーグ定食がとてつもなく美味かった。
報告 タマキチ