「私が生きているうちに…」ひきこもりの中年息子、惑う79歳母
この「ひきこもり息子」が自分と重なって・・・
私もとにかく「引っ込み思案」、なかなか強烈な「いじめられっ子」だった。
夏休みの夕方、玄関の前に座り込んで毎晩月を眺めながら「夏休みが終わらないといいな、自殺したいな」って願っていた頃を思い出した。
あの当時、自分がいじめられていて学校に行くことがつらいと親に言えず、一日も休まずに無理矢理登校していたのだけど、
今思うとすごいメンタルだったな~と。
大人になった後、昔いじめられっ子だった人が登校拒否してそれから人生転換した話などを見聞きしてから
「あ~、あの当時無理した挙句こんなに精神ぶっ壊れるんだったら逃げの一手 で学校なんか行かなければ良かった」としきりに思っていたのだが、
でも、登校拒否したからと言ってその後の人生も逃げ続けられるかというとそうではないのよね・・・
この引きこもり息子は私そのものだと思った。
そうかと言ってお母さんの気持ちもわかるし、そもそもこのお母さん偉いなと思う。
もうそんな高齢だったら、いや高齢ではなくても「自分の死んだ後なんて知らないし、ていうか死んだ後だったら自分は困らないしwww」程度じゃないのかしら。
社会適応できなかったり結婚できない我が子をこれ都合良しと自分の介護要員にあてがおうと考える毒親だっているのに・・・
ぶっちゃけ負け組っていうのは必要悪みたいなもので、
私は常に負け組の奴らから「自分も悲惨だけど それでも杏よりはマシだから・・・」と、安堵する材料にされたりだとか、
マウントをとられて自己肯定の材料にされたりし続けてきたし、自分の存在価値はそこなんだと自覚してきた。
他人からバカにされたり自分がまだまともだと自覚させるための噛ませ犬というか、ネタなんだと自覚していたし、そのために自分が生まれてきたのだと知っていた。
でも、そんな生活したくてしているわけではない。
開き直れれば楽になるんだろうけど、まだその域には達していない。
最近こういう中高年の引きこもりニュース多いなあと思っていたのだけど、
そういうニュースが多くなったのではなくて、自分のアンテナに引っかかってくるようになったんだろうな。
自分もそろそろ実家に帰って引きこもろうと本気で考えているから、そういうニュースに敏感になっているのだろう。
さて、うちの親はどう反応するかな・・・