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Fuya Photo

NOKTON 35mm f1.2 ASPH Ⅱを買った話

2019.04.22 04:32

ひょんな事からレンズが一本増えました



Voigtlander NOKTON 35mm f1.2 Aspherical VM Ⅱ


何も考えずに書き始めると長くなってしまうので今回は要点だけを先に書いていく


・まず目を引くのはレンズの明るさ

f1.2という純正には無いスペック


・明るさと引き換えに巨大な鏡筒

全長62mmあり、重さは470g


・非常に浅い深度とシャープな画質


・そして最短撮影距離50cm

勿論だが70cm以下では距離計は連動しない

デジタルM型を使ってる方はLvで撮ればどうにでもなる


12枚の絞り羽根と滑らかで優秀なボケ




外観

金属素材の鏡筒

ズミクロンのブラックペイントを彷彿とさせるデザイン


フィルター枠はシルバーでfeet表記は赤


ピント位置によって前玉が前後する

アスフィリカルの文字が赤く刻印させている


表現力

ボケは柔らかく非常に滑らか

繊細でシャープなピント面



12枚の絞り羽根による完全な円形絞り

線は細く描写される印象

高コントラストで抜けが良い


f8辺りで解像度のピークを迎える

↑上の写真をクロップ

開放でのフリンジ、若干の樽型湾曲収差、周辺減光は補正が可能ので大きな問題ではない



最短撮影距離

このレンズはMマウントながら最短撮影距離が50cmと他のレンズに比べて短い

勿論、70cm以下では距離計は連動しない

デジタルM型であればライブビューでピントが合わせられる

テーブルフォトなどで大活躍


機動性

全長62mm、重量470gとMマウントレンズにしては大きい部類のレンズ

Summilux 35/1.4現行型が全長46mm重量320gなのを考えると機動性が優れているとは言えないが、スペックと画質を考えれば納得のいく大きさ

M10に装着するとフロントヘビーとなる



作例

以下は全て開放時の作例

雨の日の渋谷でスナップ撮影を行った

f1.2でM10などのM型デジタル機運用なら夜でも撮影が可能となる

濡れた金属やアスファルトの質感を良く捉えている

フリンジが若干気になるが開放とは思えないほどのシャープネスとコントラストを吐き出す

総評

このレンズはポストSummilux35ASPHだと考えていたが性質は若干異なるもの

開放から使いやすい画質で比較的フレンドリーだ

f1.2という明るさと最短撮影距離も50cmと本家にはないオリジナリティを持ったレンズ


買いか否か→買い