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Kikuhara Yuri

注意書きの多い料理店

2019.04.22 15:09


無事、閉店いたしました。

ご来店くださった皆さま、誠にありがとうございました。



雨宮クルミを演じさせていただきました。


女優を夢みて上京した女の子の幽霊。


最初は本から溢れ出るクルミの天真爛漫さに苦戦しました。


幽霊ってなにさ、天真爛漫ってなにさ



自分の中に当てはまる部分を探してもなかなか見つからなくて


でもどこかで気付けて、

幽霊の前に人間だったんだって



幽霊もの。コメディもの。と思って挑んだ作品だったけど、ファンタジー要素よりも圧倒的に人間ドラマ濃度の高い作品だったと思います。




これだけ感情をコロコロ素直に言葉に顔にだしちゃう子っていうのは羨ましくて


何事にも一生懸命でうまくいかなくて悔しくてそんな自分はたまらなく嫌いで


それでもひたすらに素直に真っ直ぐに生き抜くことだけを意識して毎日クルミとして立っていました。


幽霊役でしたけど、生き抜くぞって強く思っていました。



何か皆さんの心に少しでも、活力が生まれていたら、クルミの想いが届いていたら、いいなと思います。




途中で幽霊ってことを忘れて人として遠藤と話してる時、できなかった指切りで我に帰るあの瞬間はわたしの中でもとても印象的なシーンです。



あのシーンが一番、日を重ねるごとに深くクルミとして生きることのできた瞬間でした。





またひとつ。人生を経験できました。



クルミをプレゼントしてくれた友池さん。

支えてくれたキャスト、スタッフの皆さん。

そして何より観に来てくださった皆さま。



全ての人に感謝しています。





またどこかで。


ありがとうクルミ!