就職戦線“買い手市場”に激変・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■就職戦線“買い手市場”に激変
新卒採用は氷河期に向かう
公開日:2019/04/23
就職戦線が“売り手市場”から“買い手市場”に
激変しそうだ。
共同通信が主要112社を対象に
した2020年度(20年4月~21年3月)
入社の新卒採用に関するアンケート結果を
発表した。
それによると、採用数を19年度実績より
増やすと答えた企業は23社で21%に
とどまった。
昨春アンケートの29%から8ポイントの
下落だ。
採用計画を固めた79社との比率では増やす
企業の比率は29%で、昨春から10ポイント
の下落。
112社のうち、採用数を減らすと答えた
企業は16%で6ポイント増えている。
この数年、大学生などの新卒者は売り手
市場。
リクルートワークス研究所によると、
今年3月卒業者の有効求人倍率は1.88倍
で、7年連続の上昇だった。
この勢いにストップがかかるわけだ。
東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏が
言う。
「一番の原因は米国経済です。トランプ政権
は景気が好調なように見せていたが、米国民は
本当は自国の経済が力強くないと気づいた。
そこに中国との貿易摩擦や英国のEU離脱問題
が重なり、日本の経済界も先行きに不安感を
抱き始めたのです。エコノミストからは景気の
ピークは昨年9月で、今は下降線との声も
上がっている。厳しいトレンドの中、企業は
最大のコストである人件費を削ろうとしている
のです」
今後、大学生などの新卒採用はどうなるのか。
「今みたいに売り手市場の大学生が“我が
世の春”に浮かれる時代は終わります。小売業
やサービス業などはもう少し人手不足が続く
でしょうが、自動車やメガバンク、大手商社
などのグローバル企業がどんどん採用を絞る
のは間違いない。これからは一握りの本当に
優秀な学生しかグローバル企業に入れなく
なります。学生の二極化が始まるのです。最低
でもあと3、4年は採用を絞り、買い手市場
の傾向が強まるのは間違いありません。今度
こそアベノミクスの真価が問われることに
なります」(友田信男氏)
アベノミクスの失敗で就職戦線は氷河期
に向かっている。
安倍政権を手放しで支持していた若者が目を
覚ますかもしれない。
【転載終了】
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先般、「大学のブランドは通用しなくなる」、
という記事を書きましたが、裏打ちするような
内容ですね。
前に書いたように、国内だけでなく、海外の
優秀な学生も競争相手になるでしょうね。