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調香師・優香

アワイノ森

2019.04.23 15:12

はじめて曲をつくりました。

はじめて2ヶ月のハープの曲です。


今週26日、鎌倉のギャラリー檜松で行われる、

あわい【すとうくるみ×4人展】で、15時からハープを弾かせてもらいます。


作曲ってできる?って聞かれたとき。

答えは、「わかんない、やったことないの」でした。

でも、彼女が「できる?」って言うときって、わたし、できるって知ってる。

あとはやるかやらないか(やりたいか、やりたくないかって選択はもちろん委ねられてるから)。


「わかんない。できたら連絡するね」

って言ってみたものの。

なんとなく、


「あぁ、わたしできるなぁ」って思ってて。

「やりたいなぁ」って気持ちがあって。


じゃあ、やるしかないよねぇって。


でも、作曲なんて習ったことないの。

ピアノは習ってたけど、音楽理論とか、コードとか知らない。

まずは、歌ってみた。適当に歌詞をつけて、それにあわせて鼻歌みたいに歌ってみる。


でもそうじゃなかった。これじゃない。


どうしようかなぁ、どうやったらできるかなぁってしばらくぐるぐるしてて。

気づいた。

そうだった。わたし、五感でいうと、耳、強くないんだった。

強いのは目と鼻、そして触覚。

だったら、


あわいの森に行くしかないよね?


ってなって。

それからは毎日あわいの森に通った。

あわいの森の色、空気、匂い、地面の感触。

たくさん感じて。


まずイメージとして出てきたのは、空間と時間が重なり合ったパラレルワールド。

それを音にしていく。


そして次に出てきたのは、あわいの森を彷徨っているこだま(←わたしが勝手にイメージした、あわいの森に住んでいる妖精みたいなもの)たちが、互いの存在に気付きながらも、どうしても時間と空間が重ならなくて、

どっかずれていて、出会えない物語。

気配は感じるのに、

相手が踏んだ土の匂いを感じるのに、

触れ合った温度がわかるのに、

でも重ならない、そんなこだまたちの物語。

それを音にして。


そうして、ハープ曲「アワイノ森」ができました。

(もうひとつ、弾く曲がワルツだから、いちおう、ワルツになってます。)

この曲はあわいの森で生まれた曲。

だから、あわいの森の空間で弾けること、とっても楽しみにしてるんだ。

すとうくるみさんの生み出す幻獣や、参加されるアーティストさんの不思議で綺麗な作品も。

会えるの、楽しみ!

来てね♪

あわい【すとうくるみ×4人展】イベントページはこちらから。



そして、前述の「彼女」。だれだかわかっているひともいるかも?ですが・・・

今回のあわい展のプロデューサーもしている、齋藤麻生さんでした!

彼女の「できる?」はね、できるのを知ってるできる?、なんだよね。

だから、「できる?」って言われたら、アタックチャーンス笑!

麻生さんのつくる空間はいつも、風と光が通って、気持ちが良くて、大好き。

来てね(2回言った笑)♪


今月の香水、「まっさらな緑のなかの香り」はこちらから。

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こっちも来てね♪


旅する調香師Yuka