大菩薩領の麓へ
2019.04.24 09:00
山梨へお邪魔させて頂きました。
昭和40年代生まれの、ある名犬の育ったところです。
昨年より多くの御心配を頂き、もっと早いうちに伺いたかったのですが、冬は凍結で行くことが出来ず、3月も犬の管理や仕事等で行くことが出来ませんでしたが、やっと諸々の御報告をする事が出来ました。
東京では桜が終わる時期でしたが、こちらはまだ冬でした。
往路で山を登っていくと標高が上がるに連れ景色が途中から冬に変わるのがわかりました。
敷地内の桜もまだまだ咲きそうにありませんでしたが、今年もゴールデンウィークには見頃になるようです。
澄んだ空気と綺麗な水、深い山の中で自然と一体の場所で清々しい気持ちになります。
甲斐犬は山の犬ですから、出来ることならこのような所で飼ってやりたいなと思います。
勿論、甲斐犬を飼われる方は其々に目的があり、飼育は家庭犬としても猟犬としても展覧会犬としても個人の自由ですが、繁殖に携わる者としては、山の犬としての特徴を維持し綺麗な犬ではなく、甲斐犬らしさを兼ね備えた野性味のある犬を作り残さなければならないと日々思い描くことを新たに感じた事でもありました。
昼過ぎから夜まで長居をさせて頂きましたが、大変心地よい時間を過ごさせて頂きました。
ご用意して下さる半世紀前の甲斐犬の写真や資料も大変勉強になります。
いつも大変良くして頂き、お世話になりありがとうございます。
夏頃にはまた伺いたいと思います。