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たぶん平成最後の大失敗 その5 さよなら諭吉

2019.04.23 21:52

とうとうこれでファイナル。

簡易裁判所にて、罰金の確定。

裁判所、脳内イメージはこんな感じ。

被告人、って私?

どんなところだろう。

うーん、シンプル。

ほんとにここ?

待合室、って、ここだよね。

地下って響きに、虐げられてるような、後ろめたいような。

未体験ゾーンに、どきどきする。

流れを読みながら、受付で赤切符を出す。

待合室で名前を呼ばれるのを待つ。

病院の待合室のようです。

すでに15人くらい待ってます、9時の時点で。

名前を呼ばれ警察の部屋で、簡単に状況確認。

もう一度、くっきり写ったオービスの写真を見せられる。

あ、個室ではないので、他の人の様子も聞こえる。

お隣は私の捕まった次の日で32キロオーバーだって、

私は31キロ、よし、少ない。

どんぐりの背比べ、ってやつですね。

ここで免許を渡します。

事実否認、弁護士を立てて裁判したいなら、できますよ。

そんなこともここで確認します。


もし、そうしたいならという質問、さすがに聞ける空気はなかったです。

大人しく粛々と。

怖い雰囲気はないけど、事務的で無駄な質問はできない空気を読みました。


で、次に検察の部屋で、またまた確認。

はい、もうわかってますって。

略式なので、裁判官に会うこともなく、赤切符に書かれた金額を払い終了。

いくらか、まだ教えてくれません。

車種や、犯歴、違反歴で変わる、とだけ。


用意した金額、諭吉を10枚。

10万円以下の罰金、と言われていたので。

払えない時は、ちゃんと書いてありました。

日額5,000円労役場で、という方法があるんですね。


結果60,000円。

ちょっとにんまりして、ホッとした。

予定、予想していたより安いという、安堵。

あ、お金が浮いた、と思ったのを即座に否定。

こういうの心理マジックで、散財してはいけない。

とりあえず、無事完了。

さて、と札幌市資料館に足を運ぶ。

そう、ここにはトップ写真の裁判所の展示があるのを聞いたから。


子供たちが遊ぶ、市民の憩いの場。

札幌軟石の重厚な建物。

何度か足を運んでましたが知らなかった。

大正時代の建物で、元々は控訴院。

今でいう裁判所ということで、なるほど。

ドラマのロケのような、セットのような佇まい。

判事の末席から見下ろすとこんな感じ。

証人席から見上げるとこんな風。

正面から、被告人に判決を下すシチュエーション。

脳内で、妄想を膨らますわけです。

こういうのは、妄想だけでいい。

 


他の部屋を見たら

軟石採掘のミニチュア模型。

なんとも愛おしいような、うまくできてる。

大正、昭和、平成。

令和はどんな時代になるのか。

とりあえず私はじっくりゴールド免許を目指します。