乳がんと美容師③ 抗がん剤と副作用
2016.03.09 22:00
みなさんこんにちは
江東区北砂 砂町銀座美容室 ヘアーシップリボーン相澤です
連載第三回目の今回は抗がん剤を使用した際の副作用についてお聞きしてみました。
乳がんと美容師②でご紹介させていただいたお客さまです
相澤(以下A)>Yさんはどんな抗がん剤を使われたんですか?
Yさん>タキソールとFECという抗がん剤を使いました
A>使用期間はどれくらいでしたか?
Yさん>手術前に腫瘍を小さくする目的で、タキソールを週1で10回FECを3週に
一度で10回やりました。途中白血球が下がってしまいできなかった間も含めて約半年ほどです。
A>長期間の治療なんですね。ずばりお聞きします、お使いになった抗がん剤の副作用はどんなものでしたか?
Yさん>一緒に治療を受けた病室の仲間達の間でもそれぞれだったので簡単には言えませんが、、、
A>人それぞれなんですね?
Yさん>そうなんです。実際に主治医にもツワリが酷い人は副作用も強い場合が多いと言っていました。
私の場合、タキソールが体の末端にダメージを与える感じがして主に脱毛や爪が黒く弱くなりました。吐き気などは副作用を止める薬5錠ほど飲むので、抗がん剤使用の後3日ほどは楽でしたがその後に味覚障害や吐き気などが来ました。
A>副作用を止める薬を飲むのですね、、、
Yさん>そう、それを飲むのがイヤ(笑)そして1週間後に元気が出てきたころにまた抗がん剤という繰り返しなんです。
A>それはきついですね、、、
Yさん>私の場合はFECがさらにきつかったんです。身体の芯に効く感じというか、、
実際に白血球が下がるので風邪をひいたような感じでだるくなります。
全身の神経がビリビリと痛くて、、ロキソニンを。これはずっと飲み続けました。
一度は白血球が上がらず抗がん剤が使用できず、白血球をあげる薬を飲みましたがその副作用がつらくダウン もうこのまま治らないんじゃないかと思いました。
A>ですよね。僕も手術をした時は一生このままなのかと思いました。具体的に生活の中で一番つらかったのはどういうことですか?
Yさん>だるくてしんどいのはいつもでしたが、一番はご飯を作ることです。
相澤さん想像してみて下さい。カレーライスみたいに匂いが強いものを作っても味がわからないんです。
A>吐き気プラス味覚障害になるんですね。それはつらいですね、、なにも食べられなくなる
Yさん>自然と食欲も落ちるんですけどね、、、
A>まとめるとタキソールは脱毛はもちろん、手足の痺れ、倦怠感、吐き気、味覚障害など。FECは吐き気、発熱、倦怠感、味覚障害。スゴイですね。
Yさん>最初にも言いましたが本当に人それぞれ。副作用の全く出ない人もいれば、入院してしまう人もいる。
私は踏ん張って外に出るようにしてました。
人と話しをしていると忘れられるというか、楽でしたので。
A>つわりを経験したことはありませんが、つわりに似た感じなのですかね?
人によって症状が違うと、ますますどう接してあげたら良いかがわかりません。
Yさん>それぞれの楽になれる方法を探してあげて下さい。
A>逆にどれくらいで抗ガン剤は身体から抜けていくのですかね?
Yさん>わかりませんが、抗ガン剤が終わって1週間くらいで髪の毛は生えて来ましたよ!
A>そんなに早く!これは今、抗ガン剤の副作用と闘っている方達には勇気になりますね!
↑Yさんの髪の毛 今ではしっかりと伸びてロングヘアーです。
A>美容師としては脱毛の副作用が気になるところですが経過を教えて下さい。
Yさん>相澤さんが一番よく知ってるじゃないですか(笑)
A>そうでしたね笑 それでは次回詳しくお聞かせ下さい。
次回の乳がんと美容師④ 脱毛とウィッグに続きます
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