八ヶ岳連峰阿弥陀南稜
【日程】2018/03/03-04
【メンバー】L.タマキチ、ヌクヌク
【レポート】
阿弥陀岳南稜行ってきました、3/3-4。L.タマキチ、ヌクヌク。K田君は仕事のためキャンセル。このバリエーションルートは6 年前と2 度目。前回は初見+ノートレース+豪雪+ラッセルもできない新人O 澤君だった。まあ、雪山は天気と雪質で難易度が変わるのは常識。比較しても話にならんが、今回は楽勝でした。
すんなり船山十字路まで入れ6:30 スタート。前回は途中で車がスタックしチェーン巻いて脱出なんてことして出発は8:30~。早速ワカン付けてラッセルし小屋に10 時~、青なぎに13 時くらいだったかな?
今は小屋回りでなく沢筋から取り付くのが主流。しかも、ほどなく単独者が追い抜いた。うっすらトレースがあったがこれでバッチリトレースになった。彼はワンデイで抜ける計画だ。こちらはフル装備、その後背中さえも見ることはなかった。ヌクヌク君はアイゼン付けると軽々しく急登を上がって行く。ん~なんか重いな、寝不足か。ま、後続も見当たらない、マイペースでトレースを追う。青なぎでなくP1~P2 のコルまでは行くつもりだったが、前回を回想しつつ2時間早出+このスピーディ=で核心越えられる?との欲望も出てくる。裏腹に足は鉛を引き摺ずっている様。12 時には幕営予定のコルに到着。こんな無風快晴、登攀しないで何すんだ?ハーネス・メット・ダブルアックス装備を整え岩稜帯突入。
一度行っていると様相が分かって気持ちにも余裕が出る。トポの通り+記憶を頼りに+P1P2 を巻く。で、核心のガリー。45m ザイルを結ぶ。なんか予想に反し、様相が全く違う。雪が少なく感じる。アックスもサクッと刺さらず、グソッと埋めるように見えた。取り敢えずタマキチリード。岩が露出している分、難しくもあるがピンが見つけやすい。ここで切ろうか?いやあそこまで行けるだろう。
で、残置ザックでピッチを切り、ビレイ体制に入り声をかけると、すでに途中までセカンドが登って来ている。ウッキャー!!!同時登攀してたんかい!?これは反省すべきミスです。
もう1 ピッチザイルを延ばし難なく稜線に出る。もう山頂も目視できる、安堵感。ゆっくり楽しみながらちょっとした岩を越える。12:30 阿弥陀岳山頂GET。景色を堪能し、今後の動向を検討。
① 行者に降り明日は赤岳主稜
② 完全に下山し、空身で赤岳主稜
③ 御小屋尾根で幕営
そんなに焦って下山することも、連日登攀することもなかろう。で③に決定。14:30 森林限界直前に整地する。ヌクヌクがビール担いでいるってこと知らなきゃ下山したかもな。お陰で春山気分お外宴会ができました。景色は最高!翌日の懸念も皆無!雪の上でビール飲むなんで至極幸せな時間。
のんびり寝て起きて、2.5 時間で下山した。一度行ったバリエーションルートは二度と行かない風潮が私の中にあったが、これを覆す良い機会になった山行でした。
報告 タマキチ