小林翔太(ライオンロック)

モータースLIVEのHPをご覧の皆さん、

こちらのページに足を運んでいただき、ありがとうございます。

太田プロダクション所属 芸歴3年目

ライオンロック 小林翔太 (写真右)

1989年生まれ(29歳)

モータースLIVEに出演させていただくのもおよそ3年目になります。

29歳で芸歴3年目。

僕は

大学卒業後就職活動を経て、

京都にある医療機器商社で営業として3年ほど働いたのちに会社を退職して上京し、

太田プロの養成所に入学しました。

お笑いが大好きで芸人に憧れつつも、そんな憧れの世界に飛び込む勇気もなく就職して、

ようやく27歳から芸人になった僕は、

「18歳からやってたらなあ」とか

「相方の体力すごいなあ」とか

「同期とカラオケ行っても歌う曲ないなあ」とか

色々思うところもあるんですけど、

逆に考えると、芸歴のわりに年齢を重ねていることや営業マン時代の経験が活きることもあったりして。

今日はそんな話をします。

営業マン時代を一言でまとめると、

1年目:自分がなにをわかってないかがわからない

2年目:自分がなにもできないことがわかる

3年目:やっとスタートラインに立った気がする

と、こんな感じです。

「新卒で就職したら3年は続けた方がいい」とよく言われる意味が今ならわかります。

あと、就職活動したことある人なら絶対一度は目にしたことある言葉。

『やりがい』

『福利厚生』

『アットホームな職場』

...やかましわ！！

そんなん感じてる余裕あるかあ！

1年目なんて、自分がなにをやってるのか、

そもそもどういう仕事をしているのか、

そんなことすらわかりません。

とにかく毎日必死で目まぐるしい景色についていくだけ。

2年目になると、ようやく目まぐるしい景色に目が慣れてきて、いっちょまえに

「見込み残業なんでやねん」

とか

「ボーナスでなに買おかなー」

みたいなこと言い始めます。

いっちょまえです。

でも、そんな時にふと思うんです。

『俺、なにができてるの？』

そして、気付きます。

『俺、なんにもできひんねやん』

やっと気付きます。

自分が実はなにもできなかったことに。

ただスーツ着てる自分に酔ってたことに。

社会人というステータスに浸っていたことに。

それでも毎日必死で働いてくと

「昨日よりはちょっとできてるかも」

とか

「去年の今頃やってた仕事、これの為か」

とか

少しずつ気付くんです。

発見です。

そしてたまにそんな僕でも、お客様から

「助かった」

や

「ありがとう」

なんて言われた日には

『やりがい』

感じます！

いっちょまえに！

そんな頃にボーナス出ます。

『福利厚生』

実感します！

いっちょまえに！！

順調ですよねーーー！

でもねでもね、言うてもまだまだ2年目。

まだなんにも出来ません。

なにも出来ない自覚だけある、出来ない奴ですから。

仕事でたくさんミスもします。

そんな時、同僚や上司から優しい言葉をかけられて、僕はこう思います。

『アットホームな職場』

だと。

感じますねーーーーー！

いっちょまえにぃ！！！

フルコンボですね！

就職情報サイトは嘘ついてませんでした。

そうやって少しずつ成長してきました。

そして3年目、ようやく仕事が少しだけわかってきて、スタートラインに立てたような気がするんです。

いっちょまえに。

それから上京して、芸人として3年目になる今、ここまでの自分を振り返ると、

なんのこっちゃわからないまま養成所に入って、

そこからオーディションに行ったりライブに出たりダメ出しをもらったり、

それでまたネタ合わせしてライブ出て。

スベって相方とケンカしてまたライブ出て。

目まぐるしい景色に食らいつくのに必死の毎日。

そして最近ようやく気付いたことがあります。

『俺ら、なんにもできひんねやん。』

と同時に、

「これ、一緒やん！！」

って。

一緒なんです。

やること変わっても。

いっちょまえに

「芸人やったら〜〜」

とか言うてるし！

ウケたらやっぱり

『やりがい』

感じるし、

芸人さん優しいひとばっかりでめちゃくちゃ『アットホームな職場』

やし！

ちょっと

『福利厚生』

はわかんないですけど！

当時の経験を活かしながらなんとか頑張ってます！

なんでも人生ムダなことなんてない！

3年目！

今も十分目まぐるしいしまだなんにもできひんのですけど、ここからやっとスタートライン！

そんな僕らの漫才を、

モータースLIVEにて是非ご覧ください！！

ライオンロック 小林翔太