未来を見据えるための本。「大学の学科図鑑」と「日本の給料職業図鑑」を読んで考えた未来のこと
違う本を探しに行ったのですが、見つけて購入してしまいました。
RPG好きとしては、こういった進路に役立つ内容をデフォルメして伝えてくれるってうのはすごく助かりますね。有難いことです。
塾の本棚に一週間ぐらい平積みにして置いていたのですが、生徒たちも手に取る、手に取る。
いい感じでした。能動的に知識を得るってもうそれだけで最高の学びですからね。
折角なので、一冊ずつ感想を。
大学の学科図鑑 石渡嶺司 こきりみき むらいっち
これね、すごいマニアックな学科まで載っているんですよ。感性工学科とかね。
それだけじゃなくて、解説がめっちゃ面白いんですね。読み物として。
例えば国文学科のページには、
あまりにも「文学で飯が食えるのか」批判が強く、学生だけでなく教員もかなりめげている。「まぁ、確かに文学はすぐ役に立つものではないかもしれませんが」が口癖だ。
なんて書いてある。おもわず笑ってしまいます。でも、「意外に就職率は悪くない」などのデータもきちんと載っている。国立私立別の学費もしっかり書いてある。
面白可笑しく読めて、さらに学びになるなんて最高じゃないか。
ぜひ、ご家庭や教室にお一つどうでしょうか。みんなでワイワイ楽しむもよし、一人でクスクス笑いながら読むもよし。
ちなみに、最高の推しポイントは、こきりみきさんという神奈川在住のイラストレーターさんがいくつかのキャラデザインを担当していることです。神奈川万歳。
日本の給料職業図鑑パーフェクトバイブル 給料BANK
うん、みんなかっこいい。
イラスト的な僕のお気に入りは、放射線技師。ロボットチックで格好いい。
逆にちょっと笑ってしまったのはファイナンシャルプランナー。弁護士や税理士などと十侍の一人として紹介されているのですが、大真面目な顔つきと持っている扇・盾とのギャップにやられます。
「十侍」や「天使系ジョブ」など、括りも面白いんですよね。また、個別の職業を見ても、プロブロガーやマタギ、忍者や食育インストラクターなど多種多様な職業が載っています。
ただ、予備校講師や教育系企業社員はあったのですが、塾の先生はありませんでした。ぜひ続編では追加してほしいものです。
「その眼は治せても、お前の心の底までは治せん」眼科医
など、各職業名の上に書かれた台詞も見どころ。著作権の関係からページを載せはしませんが、ぜひネットや直接手にとって確認してみてください。
子どもたちの未来には、可能性が無限に溢れているから、
まずはどんな可能性があるのかを知っておくことって、すごく大切。
あれもいいな、これもいいな、そんなワクワクを集めながら、
いつか一番ワクワクするものに巡り会えたらいいね。
あ、最後にもう一つ大事なことを伝えておこう。
学科も職業も、そこがゴールじゃなくて、あくまで君の人生の一要素だから、
決してそれに縛られなくていいってことだけ伝えておくよ。
叶う希望も、叶わない希望だってある。
どんな学科でも、どんな職業でも、
君はたった生きているだけで素晴らしいってこと、
ちゃんと知っておきなよ。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
どうか未来をワクワクしたものに。