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梨の日

映画『愛がなんだ』

2019.04.26 08:47

映画『愛がなんだ』


監督:今泉力哉

出演:岸井ゆきの/

成田凌/

深川麻衣/若葉竜也/

穂志もえか/中島歩/片岡礼子/筒井真理子/

江口のりこ





男女で恋愛といえばの、今泉力哉監督。

そそそそして、なんてってったって、

ゆきのが!主演んんんん!

予告編の時からいっぱいのゆきのを観て、ずっと楽しみにしてた。

原作は未見で、映画に。



これは私の話だ、

と共感する人はどれくらいいるんだろう。

ゆきのにウキウキしつつ、映画として見てた。

から、男女、田中守にも山田テルコにもどっちにも苛立ちどっちも客観的に、映画の登場人物として観てた。


の、に。


こんなに、ひでぇなと、最低じゃんかと思ってた、マモちゃんの、最後の何気ない一言が自分と全く同じで、、

それまで映画を楽しんでたのに、一気に、突然、マモちゃんの見え方が変わって、代弁してあげたくなってしまった…。


突然刺してくる、

観てる人の個人差はあるし、冒頭から「私ーーー!」となる人もいるかもしれない。ツラ)

私の場合は、だいぶ後半だったけど。

それがきちゃったら、もう見え方がとんでもなく変わってきてしまう恐ろしい映画です。褒)




どちらもどちらで、なんだ似てるんじゃないかこの2人。


しかし相手しか見えなくなるから恋は盲目、とはよく言ったもんで。

でも追って行くと、相手じゃない、

自分しか見えなくなってる、

そんな風にも見えてくる。

映画で客観的に観てるからこそ、盲目の意図が新たに見えてきたり。

新しい盲目の解釈…。



テルちゃんの一途な想いを純愛とするかどうなのかは人それぞれ。

でも純愛だよね。バカみたいにまっすぐで。

でも、最後に自分で疑問に持ってる、“執着”って。


恋だの愛だの恋愛だの、もはやそれだけじゃなく、一緒にいたい気持ち。

体の関係があっても無くとも、居たい人はいるもので。

甘えたい、甘えられる、素性を見せられる、楽、、

考えたら言葉にできる理由もあるんだけど、どれもなんだか惜しい、という感覚でもある。

でも、あるんだよ、こういうの。



今、『ダイバーシティ』『多様化』なんて言葉が流行ってるけど。


まさに、男女関係のダイバーシティじゃないの、なんて。

色んな関係があってもいいじゃない、

色んな想いを持ってたっていいじゃない。

好きとか愛してるって気持ちを持ってないとダメなわけ?


そんなこと言ってると、両思いで結婚したり恋愛してる子に怒られがちなんですけど私←


そんな甘いものが無くたって、そばにいて仲良くしてたい。

ほんと、“愛がなんだ”っていうんだ。


観てる時にはぼんやり刺さるなぁと思ってたけど、いつも怒られる私に、「いいんじゃない?」とでも言われたような気がして。

嬉しくも、安心みたいな気持ちにもさせてくれました。。



テルちゃんの行動力ほど潔ぎ良いことしてないけど。

いやテルちゃん凄いよ、ちょっと羨ましい。



わからない感情、すら感情で。

それは多様化して自由な現代になったから生まれるように、徐々に認められてきた、極めて現代人だから持つ感情なんだ。


「夫婦は絶対にお互いちゃんと好きじゃないと」って考えの人が見たら、

親世代が観たら、もしかしたら「なんじゃこれ」って言われちゃうかもなぁで。ね。


本当に好き、ってなに?

『サッドティー』まで思い出してしまうよ。

まぁ、その執着に身を委ねてみてから「あぁ、これは好きってことだ」と後から自覚するでも「やっぱ違った」でもいい気がするんだな。




いびつな2人の関係と並行して、なんて純粋な片思いなんだと頭抱えてしまう仲原くんのストーリーは。


コントラスト最高かよ。泣)


こっちはこっちで解るぅぅって人もいるだろうし。

映画内での救いでもある気がする。笑)

葉子ちゃんは小悪魔でも最低でもないよ。

仲原くんの好きな子なんだもの。




登場人物の関係を見て、話を追って。

観終えたあとに、題名の受け取り方がえらく違ってみえてきます、よ。



・・・


「甘えられるって思える人には、とことん甘えちゃうし」


そこでよく相手を勘違いさせてしまうことは、客観的に知ってる。

でも安心しちゃうと、そういう態度しちゃうんだな。

大人になると多くて、男女ってなるとすぐ恋の方向にされちゃうから面倒だな、大学から今も感じてる私です。


会って嬉しかったらハグもしたいし、飲んでて疲れたらもたれかかりたいし。

でも大人は特に、しちゃダメみたいだからしないけど。


マモちゃんは、それをわざとやってるタラシに見えてたけど、この言葉の一言で、猛烈に彼に謝りたくなったよ。。

そうなら、仕方ないよね、と。


…また反省してきた←




映画の最中にも盛り上がるけど、終わったあとに感想を、と感じたことを吐き出すと、どうにも自分の引き出しがバカバカ開いてくる。

開かせてしまう力がある。


肯定(してる意図はあるか分かんないし多分ないと思うけど)してくれて、勝手に反省もはじめてしまう。


この映画の力たるや…

困ったもんだと言いたいくらい。笑)



映画としての客観的な感想はポッドキャストで聞いて頷いてこよう。。