京都神社仏閣編 蓮華寺(2019年04月)
2019.04.26 13:05
場 所:京都市右京区御室大内20
拝 観:境内自由
拝観料:無料
拝観時間:8:00~17:00(12月~02月は8:00~16:00まで)
蓮華寺は真言宗御室派別格本山、山号は五智山(ごちさん)、本尊は阿弥陀如来。
天喜5年(1057年)に後冷泉天皇の勅願により、藤原康基が開創。その後、応仁の乱の兵火に遭い、寺地を鳴滝音戸山の山上に移転。その後、長い荒廃の時代が続いた。
江戸時代になり、伊勢生まれの江戸の豪商・樋口平太夫家次が五智不動尊の霊夢に導かれ発心し、名を常信と改め修行を重ねた末、寛永18年(1641年)に堂宇を再興した。そして、仁和寺の覚深法親王(後水尾天皇の兄)から五智山蓮華寺の寺号を改めて賜った。再興の際、五智不動尊像と五智如来石像(大日如来、阿弥陀如来、釈迦如来、薬師如来、宝生如来)の作成を木食僧・坦称に依頼。
昭和3年(1928年)に現在の御室の地に移転。昭和33年(1958年)に五智如来石像をはじめとして、離散・損傷していた石仏群を収集・修復して境内に改めてお祀りした。
仁和寺の仁王門前のきぬかけの路を一本東へ、仁和寺前という四つ辻を北に登ると、仁和寺の東門を過ぎて右手に山門があります。
境内図。
入って左手に納経所があります。
境内から振り返って山門を見た景色。
山門から真っすぐ東に石畳の路が本堂前まで続いています。
石畳の路は本堂前から右に折れて不動堂の横まで続いています。不動堂の横から本堂。
本堂の前庭には十一坐像の石仏群と
その南に五智如来坐像の石仏群があります。
南西に鐘楼があります。鐘楼の右手にあるのは常信(樋口平太夫家次)の墓碑です。
鐘楼前から山門。
鐘楼左手には、桜と学徒出陣した戦友を悼む碑と錨があります。
2019年04月09日撮影