大人が得意とする記憶がある

10歳が意味記憶のピーク…そんな衝撃事実を知ったら、もう勉強したくなくなりますね。もうソムリエ試験はあきらめた方がいいのでしょうか。

どうか心配なさらないでください。実は年を重ねるごとに得意にある記憶の種類があるのです。それが「エピソード記憶」です。

これはいつどこでなにをした、という自分の出来事や経験に関連した記憶です。たとえば小学校の写生会で金賞を取ったとか、中学校の時の中間テストでゼロ点取ったなどの経験は強烈に記憶に残っているはず。

これを使えば暗記が楽になるのです。例えばみなさんの中にこんな経験ないですか

●出張でドイツに行ってラインガウ渓谷を見に行った

●仕事で〇〇というワインを販売した

●ワイン会で〇〇というワインを飲んだ

こういったことは無理なく鮮明に思い出すことが出来るはずなのです。20歳以上の大人のみなさんにはぜひともこのエピソード記憶をどんどん利用していただきたいのです。