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京都庭園散歩 妙心寺塔頭 大法院(2019年04月)

2019.04.28 13:47

場 所:京都市右京区花園大藪町20

拝 観:通常非公開、春期と秋期に特別公開

    2019年04月01日~2019年05月05日 新緑露地庭園特別公開    

拝観料:700円(茶・菓子付き)

拝観時間:9:00~16:00

大法院は、真田幸村の兄で松代藩主であった真田信之の遺命により、孫娘である長姫(おさひめ)が菩提寺として寛永2年(1625年)に創建。開祖は淡道宗簾(たんどうそうれん)、当初は妙心寺派四派の内の東海派に属していたが、後に龍泉派となる。臨済宗妙心寺派大本山。

妙心寺の北総門から真っすぐ参道を南下して、突き当りを右に曲がると奥に大法院の山門があります。

入って左手に受付があり、右に曲がると路地が奥の玄関まで真っすぐ続いています。右手には四阿(あずまや)があり、左には路地が門を潜って墓地まで続いています。

振り返ると山門と受付が見えます。

先ずは左に分かれて墓地の方へ。

真っすぐ伸びる路地の右側は方丈及び露地庭園、

左側は納骨堂と千代の富士顕彰碑があり、一番奥は墓地で佐久間象山の墓があります。門を潜ると左手前方に納骨堂が見えます。

コの字型に歩くと、納骨堂に対面する形で千代の富士の顕彰碑があります。現役の頃から妙心寺の桜を愛でておられたそうです。

顕彰碑の横に桜があります。

小門そからの路地を真っすぐその儘進むと墓地にでます。墓地の左奥に江戸時代後期の朱子学者・佐久間象山の墓があります。

墓地入口の小門から路地の右手は竹垣越しに方丈があります。路地の奥右手に瀟洒な門があり、方丈の露地庭園から続く外露地にあたります。

竹垣越しに方丈露地庭園の腰掛待合などが見えます。

戻って墓地入口門を出て左の方丈玄関へ。

玄関を上がって左にある坪庭。

方丈露地庭園は、外露地・中露地・内露地の3部構成になっていて、飛石・延段(小石を集めて路としたもの)・垣・門・燈籠・蹲踞・腰掛待合・蔀戸が適所に配置されています。

方丈の南側と西側に庭園があります。

緋毛氈に座ってお茶とお菓子が頂けます。「且座喫茶(しゃざきっさ)」(まあ、座ってお茶でも)の心使いが感じられます。

南側の露地庭園。腰掛待合と石燈籠があります。

西側の露地庭園。蹲踞があります。

方丈北側の庭。

玄関を出て、再び大法院の境内へ。

2019年04月09日撮影