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ベンチャー転職のメリット/デメリット 100社の人事をして分かった【ギャップTOP3】大公開

2019.04.29 23:08

【Startup’s way GWブログ10日間連続UPプロジェクト4日目】

平成最後の投稿になりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
旅先で執筆したので、いつもよりのんびりかけた気がしています。
それでは、本日もスタートしてみたいと思います!



「あぁ、、こんなはずじゃなかった・・・」
というご転職の経験はありますか?

もしくはあなたの周りのお友達や家族にいらっしゃるかもしれませんね。

それは最初にデメリットを検討していなかったあなたが悪い!というケースももちろんあります。

そうはいっても転職前はデメリットって見えづらいもの。大手企業からベンチャー企業への転職なら、なおさら不安ですよね。


ポテンシャライトは創業から2年で、100社のベンチャー企業の採用支援をしてきました。
わかりやすくいうと、「ベンチャー企業で代わりに人事をする×100社!」です。

その中で見えてきた、ご転職者が実際に感じる【ギャップTOP3】を公開します。
ベンチャー企業へのご転職を検討の方は、特に参考にしてみてくださいね。




ギャップ1. スピード感

もっとも違うのはスピード感です。
これは本当に圧倒的に違います。赤ちゃんVS大人の100m走くらいの差を感じることになります。


例えばあなたが大手企業の新卒3年目だったとします。新しいサービスをやってみたいとしたら、いかがでしょう?

やってみたいと思いついてから、実際にサービスがユーザーに届くまでに、どれくらい時間がかかるイメージでしょうか? 3か月?半年?1年?

誰に決済を取りますか? 直属の上長?それから課長?そして部長?


企画書を練りに練りあげ、リサーチを入念にし、社内の根回しをし、プレゼンを重ね、相当な労力を使ったあげく、最終的にはボツ。

「まあいい経験だと思って」なんて声をかけられてクローズかもしれません。
そもそも若手にそんなチャンスはない!という方も多いでしょう。


さて、とあるベンチャー企業でのお話です。

「社長、新しいサービスやりたいんですけど!」
「いいね、ぜひやってよ!」

どうでしょうか?

かなり違いますよね。でも決してオーバーな表現ではないです。こう言われて拍子抜けしている転職者の方をたくさん見てきました。

「え、、あの、、、僕がやっていいんですか?」
「いいよ!●●さんがいいと思ったんでしょ? まずやってみてよ。それとさ、今日ユーザー公開しようか。」
「え!!!!今日???」

本当にこんな感じなんです(笑)。
※もちろん企画の規模や金額感にもよりますが


全国のベンチャー企業の代表さんの名誉のためにお伝えすると、決して代表がむちゃぶりをしているわけではありません。
びっくりするスピード感で仕事が動いていきます。


あなたは直接代表に仕事の提案ができるし、代表のジャッジも速いので、相談した日にリリース/スタートできます。
そしてすぐにユーザーからの反応が返ってきます。あなたは翌日サービスをブラッシュアップして、改善を重ねていくことになります。




ギャップ2. マニュアルなんてない

これまた、とあるベンチャー企業でのお話。

転職したばかりのあなたは業務を1つ任されることになり、現担当からやり方を習うことになりました。

「これをこういう風にやってください。困ったら調べてみて、自分なりに形にしてみてください。」
「(全然わからない。。)あのー、、すみません。マニュアルとかないんでしょうか?」


そうです。残念ながら、マニュアルがありません
真面目にこれまで働いてきたなあなたは、心の中でこう呟きます。

(おいおい、なんでマニュアルないんだよ!絶対不便でしょ!)

答えは簡単です。
「マニュアルをつくる余裕がない」のです。

そしてあなたは、きっとこう言われます。

「ないんですよ。分かりづらいですよね。ぜひ作ってください!(ニコッ)」



ベンチャー企業は多くの点で未整備です。

・ルール
・マニュアル
・フロー
・制度
・決まり事
が少ない、もしくはないのです。
実務でのフローもそうですし、人事制度なんかも該当します。

正直にお伝えすると、「マニュアルのなさ」は、ご転職者がストレスに感じることが多い事例です。


ベンチャー企業では、
「必要だと思ったルールは、必要だと思った人が作る」のです。
つまり、あなたが不便/不満に思ったことは、自分で整備していく必要があります。

環境を整えていく作業は、とても大変だし、面倒だし、骨の折れる仕事です。
ただ、1つ1つ整えていくことで、会社は着実に成長していきます。それを担うのがあなただということです。


この整える作業に不満を感じる方、文句を言いたい方は、ベンチャーに向いていません。
このカオスが逆に面白いと思える方は、ベンチャーに本当に多いです。


ちなみにマニュアルを作ると、周りの人はとてもとても喜びます(笑)。
周りの人も不便だと思いながら、手が回らなかったわけですから、それは感激です。
最初は嫌だったけど周りが喜ぶので、だんだん楽しくなってくるケースもあります。
※ポテンシャライトでは、マニュアル(資料)やフローを作るだけの「マニュアル合宿」というものがあります!(気になる方は本ブログの一番最後をご覧ください)




ギャップ3.自分がどうにかする

「責任感」と「覚悟」
ベンチャー企業で活躍する人はこれを持っています。

ベンチャー企業に転職したあなたは、こういった場面に出会います。

・あなたが目標を達成しないと、今月は会社が未達成
・やったことがないので私にはできません、が通用しない
・専門外の業務も対応していく

・あなたのイメージ=会社のイメージ

・あなたの仕事ぶり=会社の評価

社員間でも、お互いのパフォーマンスや仕事ぶりがよくわかっています。
そして対社外でも、あなた自身が会社を代表する存在になります。


「会社の看板を背負って仕事をしたくない」とおっしゃる方がいますが、
「あなた自身が会社の看板になって仕事をする”責任感と覚悟”」はあるでしょうか?


そうです。逃げ場はありません

多くの場合、あなたにアシスタントはいません
コピーを取るのも自分だし、資料を作るのも自分だし、備品を買ってくるのもあなたです。今大手企業にお勤めであれば、別の部署の方や、アシスタントがやってくれるでしょう。


そういったあなたの専門でない業務もやりつつ、マニュアルやフローのない中でコツコツと整備し、専門分野では圧倒的なスピードで仕事をやりきる。
そして、その評価や実績をダイレクトにあなたと会社が受ける。


その「責任感」や「覚悟」がもてるでしょうか?
もてない方は、ベンチャー企業には向いていません。
もてる、いやむしろ楽しめる!という方は、ベンチャー企業に向いています。


ベンチャー企業が向いていても、大手企業が向いていても、優劣はありません。ただ、やはり自分が向いている環境にいた方が、良い仕事ができます。

あなたはいかがでしょうか?


1.スピード感
2.マニュアルなんてない
3.自分がどうにかする

ギャップをどう感じるかは、その人次第です。
メリットとデメリットは表裏一体』。

あなたのお友達は嫌でも、あなたは最高だと感じるかもしれない。
同じギャップでも、それをメリットと感じる人も、デメリットと感じる人もいます。
それぞれの価値観をぜひ大切にしてください。

3つのギャップが、あなたにとってメリットなのかデメリットなのか、ぜひこのGWに考えてみてくださいね!



3つのギャップ以外にももっと話を聞きたい!

ベンチャーって面白いな!という方は、ぜひお問い合わせください。


明日は、【Startup’s way GWブログ10日間連続UPプロジェクト5日目】。

転職業界トップランナーが語る「令和時代の新しいキャリア」
をお届けします。

お楽しみに!



<ポテンシャライト的マニュアル合宿はこちら>