歴史の中に見るギリシャ料理 ギロピタ
ギリシャという国は今まで様々な国に支配されてきた歴史があります。
はじめはギリシャ文明という華やかな西洋文化のスタート地点とも呼べる繁栄を見せますが、次第に巨大帝国に飲み込まれていく歴史が始まります。
紀元前800年ごろギリシャはポリスという小さな都市国家の集団の繁栄から始まり、このころから世界初の民主主義政治が始められ、(すごい!!某国は未だに違いますが笑)
それからヘレニズム時代紀元前300年ごろ、かの有名なアレクサンダー王によるマケドニアの繁栄、この時アテネ(ギリシャ)は敗れ、マケドニアの支配下に。
この時アテネの民主主義は崩壊!!
その後も紀元前30年からローマ帝国の支配を受け、330年から東ローマ帝国(ビザンツ帝国)と大国の領土となります。
そして1460年ギリシャは異教徒オスマン帝国(イスラム教国家)による支配を1833年の独立まで受けることに。
さらに第二次大戦ではドイツに支配されるなど暗い歴史が多いです。
しかし実はオスマン帝国統治時代は宗教弾圧がなく、ビザンツ帝国時代からのギリシャ正教は残っており実は平和だったらしい。
この時代からいろんな料理が伝わったと言われています。
例えばスブラキ(羊の串焼き)、ギロピタ(ケバブ)、ヨーグルトなど実はトルコからの文化が入ってきたことで誕生しています。
これがポークギロピタ。
1.7ユーロ。安いのに美味しい!!写真はメテオラ麓の町カラバカにて。
しかもケバブだと基本ポークがないのでポーク好きの僕からしたら嬉しい!
具材は主にピタ(カリっともっちりしたパン)に、フライドポテト、ケバブのように焼いた肉(羊、豚、鶏)、ヨーグルトソース(ザジギ)、スライスオニオン、トマト、などです。
そしてこのヨーグルトソースがうまいんです!!
日本人にはうえっ!!
てイメージですが今まで食べた中で一番上手なヨーグルトの使い方だなぁと、勉強になりました。
ディル、レモン汁、塩こしょう、ニンニクで味をつけているそうです。
トルコ人曰くギリシャ料理はトルコ料理のパクリ!なんて言ってる人もいますがこれはこれでうまくアレンジされた一つの料理となっており、
またトルコケバブとは違った美味さがありケバブより好きかも。(日本のカレーのような)
実はアメリカに行った時ケバブよりもギロス(ギロピタ)の方が多かったように思えます。
とにかくそんなギロピタ、日本では聞いたこともありませんでした。(料理してたのにお恥ずかしい)
日本でも誰かギロピタ屋台してほしいなーと思います!